鉄砲玉の言い分
私は旅行が嫌いなので日本の町を殆ど知らない
どこか行きたいのならサッサト行ってみて
幾らでもある好いものを見るべきだったのかも知れない
東京を中心に北は
日光までしか知らない
その先がいいのは判っているが
観光したくなかった
南は箱根富士山付近まで
北陸は苗場まで
個人ではそうなのだ
バイクか車で気紛れに行こうとすると
その辺で限界だ
かなり異例な日帰りは
東京、京都、車で日帰り
お汁粉食べに
と言うのがある
観光客になりたくなくて
そんな事をしていたが
仕事が遠くへ連れて行ってくれた
一方的に南へ
お陰で九州を見たり
神戸を見たり
いろいろ出来た
私は観光客にはなりたくない
そう考えたのは十代の後半頃だったと思う
観光に来る人を待っている地元の人には良くない人だと思うけれど
何でそんな事を考えたのか判らないけれど
観光に行くという事が
横柄な態度だと思っていたのかも知れない
其処は観光地では無くて
キチンとした歴史や文化のあるところで
余所者が浮かれておとずれるべき所としてある訳ではないと
そう思っていた
其処へ行くのならば
ゆっくりと半分住むような気持ちで行きたかったのだ
そんな時間がある訳も無いので
私の行動範囲は極端に狭い
日本ではそうだった
多分
何処かへ行っても
元の場所に帰るのだろうとウスウス感付いていたのではないか
何処かへ行ったきりというのも有りだと思う