昼間の喧騒が
夕方を過ぎるとピタリと止まる
バンコック一番の川
チャオプラヤー
水上バスの最終便が8時よりもずっと前に
過ぎてしまえば
この浮き桟橋の役目が変わります
桟橋の前に小さなタイ料理のお店
夜は
近くの学生の集まる
麦酒のお店
美大の生徒達
混ざって居れば乾杯 乾杯
明日になったら忘れているだろうな
酔った彼らにまた此処で会えば記憶が帰ってその繰り返し
浮き桟橋のござに坐って揺れながら
波の治まった川面と
対岸の暁の寺
闇の中から
突然に現れる
お菓子を売る手漕ぎの小船
水面に跳ねる小魚
川面を伝う風に吹かれて
芸術家の卵のざわめき