停電―3
停電―3
雨に関係ない停電で凄いのがあった
街の中心部のタウンハウスを事務所にしていた頃
爆発の音だか雷の音だか解らないような音と共に停電になった
こっちはのんびりした物で
いつもの事だと思っていたが
窓の外を黒い煙が流れているのが見える
停電でクーラーも無いのだし窓を開けると
今までした事の無い匂いと
何かが弾けるような音がしきりにするのだ
近くにある電気の配電施設が爆発したのだった
その日午後から何も出来ないので
今日は休みね
と言う事で
近くのアパートに帰った
当然此処も停電だった
部屋は34階である
ゲゲ
階段か?
自家発電は何時動くんだ?
そんのなの無いです
階段か?
ですね
また事務所に戻って火事を見物してみた
電気火災なんて滅多に見れないぞ
大変に良く燃えていて
隣のビルの外壁も真っ黒になって
熱でガラスが割れたりしている
隣のビルから人が非難している
これじゃ暫らくこの辺電気無いな
部屋に上がるだけでも1時間は掛かる
みんなで大笑いしていると
アパートのオーナーから電話があった
今日はホテルを取ってあるから其処に泊まってくれ
それでもいいけど
服を着替えたい
階段で部屋にたどり着いて
家事の現場を見下ろして
休んでいると
眠くなって来た
夕方暗くなった頃目が覚めると
なぜか電気がある
ドッカから電気を持ってきたらしいのだ
そうか
ここいらは偉い人が住んでるしな
のんびりしてたら大変なんだ
二日ほどはそのドッカの電気であったが
家事で真っ黒の建物に巨大な送電施設が新しく備わった
爆発とか停電とか言うのが凄いんじゃない
ナンデ二日間で直せるのかが凄いのだった