ビル
ビル
ある日
お爺さんの入り口位のビルが
ヤマハのアメリカンタイプのバイクを買ったから見せると私を呼んだ
私は、小走りに行って跨って
よし自分もなんか買おうと思った
免許書はどうしたの?
俺はオーストラリアの免許書を持っているのだ
ジーンズのポケットから出して私に見せた
この国の免許も取ったの
なんでだ こっちの方がこの国のよりもゼンゼンいいに決まっている
私は日本の免許を持っている
これもいいに決まっている
それで 私もホンダの改造チョッパーを買った
気になるので せめて制限速度位押さえて置こうと思ったが
誰もそんな事は知らなかった
どこにも標識も見当たらない
しばらくして気が付いたら
バイクにもスピードメータが無かった
エンジンの脇にある小さいのはタコメーターであった
まあいいや
今まで気が付かなかった事だ
気にしない
街だろうが田舎だろうが飲みに行く時だろうが
もうタクシーだの渋滞だのお構いなしで
何時でも何処でも行けるのだ
信号もみんなに混ざって
集団信号無視でスムースに移動できる
ヘルメットなんて被りはしない
マフラーなんて直パイもいいとこで
乗ってる自分がウルサイ
小遣い稼ぎのおまわりが検問をする事がある
同時に覚せい剤の検問を兼ねる事もある
何かけちを付けては
せびろうとする
免許書だして
はいこれ
なんだこれ