楽譜に書かれている音符。

作曲家が想いを込めて書いた
曲の数々。



どれひとつ、無駄な音は書いていない。
全ての音は必要、大切。
確かにそうです。





全ての音が同じくらい大切ならば、
演奏する時、その全ての音を
一音一音、大切に大切に
演奏することになるかもしれません。



また、歌で言えば
発声をしっかりと意識して、
一音一音、常によく響いた良い声を
意識することにもなるかもしれません。



そうすると、どういうことが
起こりそうでしょうか?



一音一音を大切に、
良い音で演奏すること「だけ」
考えている状態ですので、
音楽の持つ自然な流れが

感じられない演奏に

なるかもしれません。



そうなると、聴いている人は
違和感を覚えるかもしれませんし、
歌でいえば、
音楽が流れない=息が流れない
ということにもなるので、
歌っていて歌いづらい、
苦しい、ということが
起こりやすくなってきます。



この、
「一音一音を大切に演奏する」
ことの真意は、
こうであると私は考えます。



『一音一音の役割を大切に、
音の運びや和音、
強弱やテンポ、
アーティキュレーション※
などの要素を加味し、
総合的に音楽を捉え
演奏すること。』


※音と音のつなぎ方や切り方で
フレーズに表情をつけること。
スラーやスタッカート、アクセント
などの記号が記される。




要するに、アナリーゼ(楽曲分析)
をした上で演奏する
ということになります。



もし、歌でいえば、

歌いづらい、
息が流れづらい、
自分の録音を聴くと、
音楽の流れに違和感を覚える


などがあれば、
楽譜をよく眺めて、
上記のようなことを
気をつけながら演奏できると
良いですね。



楽曲分析、というと、
難しく聞こえるかもしれませんが、
深い知識がなくても
できるものもあります。




この辺は、レッスンの中で

生徒一人一人に必要なことを

伝えています。




今日もご覧いただき、

ありがとうございます♪




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