前回の日記の続きです。

全三回の朗読講習会の第二回目が先週行なわれました。
一回目が講義中心だったのに対し、二回目は実際に声を出したり表現することを中心に進められました。

発声や発音の基本的なことに関しては、声楽も朗読も同じ音声表現、ほとんど同じなんですね。
これに関しては難なくできましたが、その先。これがなかなか集中力を要するものでした。

トレーニングの一つの方法として、以下のようなことをやりました。

a. 喜び  b. 怒り  c. 悲しみ  d. 驚き
1. おはよう  2. こんにちは  3. こんばんは  4. バイバイ  5. じゃあね  6. ごきげんよう  7. おやすみなさい

以上の a ~ b と 1 ~ 7 を組み合わせるのです。例えば、

1. の「おはよう」を a. 「喜び」で言ってみる。

なるほど、このようなトレーニング方法があるんだ、と。
自分も含め、周りの方の実際言っているのを聞くと、本人はそのように聞こえるよう頑張っているつもりでも、聞いている人に伝わってこないものなんですね。

要するに、アタマであれこれ考えるよりも、先にそのような心で言わないとそのように聞こえない。

例えば、怒る感情で言う場合、語気が強くなり声が大きくなる場合がありますが、これはあくまで「怒る」感情が先で、結果としてそのような語調になった、ということ。

声楽をやっていて、詩や言葉は音楽に乗っていて、その感情表現の大きな助けとなってくれます。

しかし、このトレーニングをやることで、更に表現の幅が広がりそう、という予感がします。

これは、今後少しずつ習得し、生かせていきたいと思います。

12月のオペラでは、セリフがあるので、勉強の成果はこちらの方がダイレクトに分かりますね。。

がんばります!!