グダンスクで琥珀探し(その2) | 親子でポーランド留学!

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絵描きの母と高2の息子との留学日記です

26日はポーランドの「母の日(Dzien Matki)」と「聖体節」という祝日でした。

パレードもあったようです。


旅の目的は「琥珀」。まずは琥珀博物館へ向かいます。



バルト海でしか採れない乳白色の琥珀(バルティックアンバー)が沢山展示してあります。

息子が見ているのは、目玉展示の「トカゲ入り琥珀」です。



琥珀を使用した油絵用道具の紹介や説明がありました。

専属通訳(友人)がいても専門用語が多く難解でした。



美しい琥珀博物館ですが、元は囚人を閉じ込めたり拷問したりするために使われていたそうです。

なので、ところどころに拷問部屋が再現されていたりして、少し心臓に悪い施設です。


知る人ぞ知る「三角馬」。


博物館を堪能し、併設した琥珀店で「虫入り琥珀」をどこで売っているか聞くと、

「マリアツィカ通りのお店ならあるはず」ということで、そこに向かいました。

琥珀店がずらりと並びます。






ジュエリーとしての琥珀は山ほど売っていますが、インクリュージョンは見当たりません。

あっても、宝石に加工されたものか、店の奥からうやうやしく2~3個。

値段も日本よりは安いですが、息子のありったけの小遣いでは及びません。


しかし、ここまで来たからには絶対に見つける!!

そうして、あるお店でついに発見しました。


「虫入り琥珀を探している」

というと、1㎏以上ある袋を奥から無造作に取り出してきて、

「これは全部虫入りだよ。好きな物を探してごらん」と言ってくれました。

息子はルーペや虫眼鏡やらで夢中でお目当ての虫を探しはじめました。

お店の人も一緒になって、あーだこーだ。

加工前の原石も譲っていただけました。


友人が通訳をしてくれたので、色んな事を教えていただきました。





念願の珍しい虫が入った琥珀を見つけた息子は満面の笑みです。

テンションが上がりきった息子、帰りの電車では3時間、バルト海の琥珀についてのレクチャーを受けました。


すっかりお腹が空いた私たち。お店の人が「君たちには多すぎる」と言った38個入りピエロギをペロリと食べました。





これはネプチューンの噴水。海洋の街、グダンスクのシンボルです。

友人いわく、「ポズナンの旧市街にあるものはパクリ」


なぜかこの日は広場でボクシングの試合が行われていました。
ゴングが鐘の音を邪魔しています。


市庁舎の鐘は、メロディーも奏でます。

時計は日時計もあり、世界4か所の時間を表示しています。




運河ではもちろん、スケッチです。



街のあちこちから見える、世界最大級のれんが造りの聖母マリア教会。

ここの建築学科の生徒に出題される問題が、

「これを建築するにはレンガがいくつ必要か?」というもの。

インターネットがある今、数字は簡単に答えられますが、どのように数字を割り出したかを説明することが重要です。

難しすぎます・・・。

木造クレーンのある海洋博物館。

昔は人力でクレーンを動かしたそうです。



列車の時刻もせまり、グダンスクからポズナンへ帰りました。


そして、グダンスク出身の友人いわく、ポズナンが「パクった」と主張する物を紹介します。

まずは旧市街にあるネプチューンの噴水。

ポズナン暴動の記念碑。


どちらの街も大戦で被害をうけて再建しているので、同じではないかと。