篠原千絵先生、畢竟の超大作「夢の雫、黄金の鳥籠」

今月号で14年の連載に幕を下ろしました。

14年ってすごいよね。始まったときに生まれた子がもう中二なんだから(;´∀`)

 

篠原先生といえば闇のパープルアイ、天は赤い河のほとり、海の闇月の影等々

名作が多くまた長編が多いことで知られますが「夢の雫、黄金の鳥籠」も長かったな~。

 

正直長すぎて途中一度挫折したんだけど汗

それでもやっぱり面白くて気になって、そして今月の最終回を迎えて今、抜け殻(笑)

まだ余韻に浸ってる^^

 

はじめ、読む前は天は赤い河~に似てるのかな?って思ったけど

こちらはトルコのハレムが舞台なので天河よりはずっと大人の世界観ですね。

ベッドシーンも多いし^^

 

でも内容はまさに教科書が教えてくれない歴史って感じ。

正直、オスマントルコとか世界史の授業でぼんやり覚えた記憶しかないんだけど^^

この漫画のおかげでオスマントルコが身近なものとまでは言わないけど

すごく頭に入ってくるようになりました。

 

さて最終回ですが・・・私のブログでネタバレしたところで見る人は限られてるので問題ないとは思うのですが(^^

SNSマナーとしてネタバレはよくないそうなのでさくっと感想迄^^

 

最後、ヒュッレムがスイレイマン様に問いかけた、その答えが、この物語のすべてだったなぁって思いました。

ヒュッレムと、スイレイマン様とイブラヒム様と。

この3人の関係は男とか女とか、恋とか愛とかそんなことじゃなくて

戦友というか盟友というか、そんな関係だったなって改めて思った。

 

あとこの漫画読んで初めてなぜ人は権力を持ちたがるのかってことがよく分かった。

今の大河ドラマにも共通してるんだけど結局、権力を持たないと殺されちゃうんだよね。

後宮から追い出されるだけならまだしも命まで奪われる、そうならないためには力を持たなきゃならない。

 

 

 
 
 
 
 
 

 

 

 
ひゅっれむ。
 
 

 

ヒュッレム、途中からどんどん顔つき変わってきます。

そりゃそうだよね、奴隷として売られてきて何の後ろ盾も持たない子供がたった一人で

後宮で頂点に立とうとするわけですから・・・。

特に子どもが生まれてからはわが子を帝位につけるべくもう政治家の顔つきになってた。

 

すごい長いし歴史の教科書一冊分よりもハードな展開なので読むの大変ですが

篠原先生の描くロマンサーガ、絶対!おもしろいこと請け合いです!!