本日も稽古に行きました。
参加者は我々と、色帯の男性。
体格もあり、かなりの猛者ですが、とても気持ちの優しい男性です。
師範のお仕事の都合で、本日も代行しました。
いつも通り、準備体操、基本、移動と行い、型をやって、ミット、最後はスパーリングを行いました。
基本稽古では、特に受けや手刀などの身体と手足の連携を意識して貰いました。
身体の使い方、基本の中にしっかり含まれています。
移動稽古では、特に突きにおける重心のコントロールによる、威力の違いを体験して貰いました。
型では、そこに含まれた身体の使い方、技の意味を説明させて戴いて稽古して貰いました。
また、ミットでは、前蹴りの中足と脛の角度を意識して稽古して貰いました。
中足で蹴って貫く感覚をミットを使って体験、体感して貰って、稽古しました。
秘伝は、基本の中にあります。
昔から、偉大な空手家の先生が、基本が大切だと言われて来ましたが、何故大切なのか、その意味を伝える方は少なかったです。
ひたすら稽古し、その中で自分で感じ、掴んで行く様でなければ、深奥に達しないと云う考え方です。
それも一利あると思います。
が、広く空手の本質を伝えて行く為には、秘伝の公開も必要な事だと思います。
基本、移動、型の中に、空手の秘伝はしっかり隠されています。
黒帯や師範の動きから、それを見抜く目を持って欲しいと思いますが、最初は教える事が必要だと思います。
その上で、徐々にそう云う目や感覚を磨いて行って戴けたらと思います。

