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本日の茨木市は晴れときどき曇りになるでしょう晴れくもり晴れ

最高気温は 27°です汗

週間天気予報を見ていると、今週末辺りから最高気温が30℃近くまであせる

ただ、昼と夜の寒暖差が10°以上もあり...体調管理がとても重要になりそうですえーん

今日もこまめな水分補給と手洗い・うがい、それにシッカリ歯みがきをして唇

お口を潤しむし歯や歯周病、そして感染症の予防対策を心がけましょう歯

 

こんな記事を見つけました目

 

「噛む力」が弱いと「循環器疾患」リスクが5倍に!

上皇陛下執刀医が教える歯と心臓の密接な関係「歯が多い人ほど認知症・転倒リスクは下がる」

 

厚生労働省の「令和4年 人口動態統計」によると、日本人の死因第2位は「心疾患」で、23万2879人が亡くなったそう。

そのようななか、「命にかかわる血管と心臓の病気も、生活習慣で予防できる」と話すのは、2012年に当時の天皇陛下(現・上皇陛下)の執刀医を務めたことで広く知られる、心臓血管外科医の天野先生。

 

今回は、天野先生が「命を落とすリスク」を減らすためのアドバイスをまとめた自著『60代、70代なら知っておく 血管と心臓を守る日常』より、一部引用、再編集してお届けします。

 

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◆ 「しっかり噛む」という動作が心臓に影響を与えている

「噛む=咬合力(こうごうりょく)が弱い人は心臓疾患になりやすい」という研究報告があります。

国立循環器病研究センター、新潟大学、大阪大学の共同研究チームが、大阪府の吹田市民を対象としたコホート研究(統計上、同一の性質を持つ集団への調査研究)を解析したもので、50~79歳の一般住民のうち歯科検診を受診した1547人を追跡したところ、「噛む力=最大咬合力が低い人は、噛む力の高い対象者に比べて循環器疾患の新規発症リスクが最大5倍も高い」ということがわかったのです。

 

なぜ、噛む力が弱くなると心臓疾患を発症しやすくなるのかについては、まだはっきりしたことはわかっていません。

ただ、「しっかり噛む」という動作そのものが心臓に影響を与えていることが考えられます。

 

◆ しっかり噛む人は、副交感神経が優位になる状態が多くなる

食事をするなどして上下の歯を合わせて噛む動作をすると、「噛んだ」という情報が脳に伝わり、次に消化吸収を促進させようとします。このとき、活発に働くのが副交感神経です。

 

人間が生命を維持するために欠かせない呼吸、血液循環、体温調節、消化、排泄といった機能は自律神経によってコントロールされています。

 

自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスで成り立っていて、交感神経は活動時や緊張状態で優位になり、副交感神経はリラックスしているときに優位になります。

 

交感神経が優位な状態では、神経伝達にかかわるホルモンのひとつ、「アドレナリン」が分泌されて心拍数増加や血管収縮による血圧上昇が起こり、心臓の負担が増えて動脈硬化が促進されてしまいます。

 

いっぽう、副交感神経が優位になると、心拍数が抑えられ、血管が拡張して血圧も低下し、心臓の負担は少なくなります。

日頃からしっかり噛むことができる人は、副交感神経が優位になる状態が多くなり、心臓や血管へのダメージを減らせると考えられるのです。

 

◆ 食べ物を噛み砕けなくなると、結果として動脈硬化が進む

また、われわれが噛む動作をするときは、咀嚼筋(そしゃくきん)だけでなく、舌、口蓋(こうがい)、喉、咽頭などさまざまな筋肉が動きます。

 

噛むことでそうした筋肉が緩むと副交感神経の働きが高まり、心拍数を上げたり血圧を上昇させたりするストレスホルモンの過剰な分泌が抑制されることもわかっています。

一定間隔で噛むリズムが、副交感神経を優位にするという意見もあります。

 

さらに、副交感神経とは関係なく、噛む力が弱くなると食べ物をうまく噛み砕けなくなるため、野菜や肉、魚介類といった硬いものを避け、糖質が多く含まれた軟らかいものを選んで食べるようになる。

そうした食生活の変化が動脈硬化を促進して、心臓疾患の発症リスクが高まるという見方もあります。

 

◆ 噛む力は、歯の本数にも関係している

噛む力は歯の本数と関係していることも考えられます。

65歳以上の日本人2万人以上を対象に4年間追跡した調査では、歯が20本以上残っている人の死亡率に比べ、10~19本の人で1.3倍、0~9本の人で1.7倍上昇したと報告されています。

 

歯が多く残っている人ほど認知症や転倒のリスクが低いこともわかっていて、心臓疾患との関連も指摘されています。

こういったいくつもの理論に対してきちんとした科学的な裏づけがそろってくれば、心臓疾患の予防や治療に大いに役立つでしょう。

 

たとえば、噛む力が強い人と弱い人それぞれのバイオマーカー(生理学的指標)を測定してどんなときに、どのように動いているかを調査します。

 

噛む力に応じて咀嚼(そしゃく)のスピード、作業効率、食事量、食事内容にどのような変化があって、それが心臓に対してどのような影響を与えるのかデータを蓄積していくのです。

 

噛む力と心臓疾患の関係をはっきりさせるには、そうした研究や調査の積み重ねが必要で、それによって得られた知見が適切な医療につながっていきます。

 

噛む力や歯と心臓の関係について、今後のさらなる研究に期待しています。

※ 本稿は、『60代、70代なら知っておく 血管と心臓を守る日常』(講談社ビーシー)の一部を再編集したものです。

 

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