おはようございます
本日の茨木市は曇りときどき晴れになる見込みです
最高気温は20°で、花粉の飛散量は“多い”です
今日もこまめな水分補給と手洗い・うがい、それにシッカリ歯みがきをして
お口を潤しむし歯や歯周病、そして花粉症対策と感染症の予防対策を心がけましょう
こんな記事を見つけました
むし歯で歯が折れる?
早期発見なら削らないで治せることも…患者は高齢者で増加傾向
高齢者のむし歯が増えています。
特に歯の付け根にできる「根面(こんめん)う蝕」は、気付かないうちに進行し、歯が折れる原因になります。
早期発見し適切なケアを続ければ、歯を削らずに進行を止めることができます。
痛みないまま進行
むし歯は、口の中の細菌が食べかすなどに含まれる糖分から作った酸で、歯が溶け、穴があく病気です。
歯の加齢や歯周病で歯茎が下がると、歯の付け根が露出し、酸にさらされます。付け根を覆うセメント質とその内側の象牙質はいずれも酸に弱いです。
付け根はみがき残しも多くなりがちです。
痛みもないままにむし歯が進行し、ある日突然、歯が根元から折れることもあります。
80歳で20本以上の歯を保つ「8020(ハチマルニイマル)」を達成した人は増え続け、2016年には半数を超えました。
多くの歯を残せるようになり、付け根にむし歯がある高齢者も増えています。
サンスターグループが、ある歯科診療所を受診した20~80歳代の男女298人を対象に調べたところ、付け根にむし歯がある割合は60歳代で51%、70歳代は66%、80歳代は70%と、高齢になるほど高くなりました。
むし歯は、早期に発見すれば、歯を削らずに、進行を止めることができます。
日本歯科保存学会は22年、付け根のむし歯について、削らない治療を中心とした診療指針をまとめました。
自宅でも歯科医院でも、予防して進行を止める成分「フッ化物」を使います。
深さ0・5ミリ以内の初期むし歯には、「フッ化物」を含む歯磨剤を毎日使うことを推奨しています。
「フッ化物」塗る治療
高濃度のフッ化物を含む薬液を歯科医や歯科衛生士が患者の歯の表面に塗る治療も効果があります。
なかでも「サホライド」は効果が高い薬液です。2~7日間隔で3回の塗布を3~6か月ごとに行い経過をみます。
塗った場所が黒くなりますが、自分で歯をみがくのが難しい場合は利点が大きいです。
薬液の治療は、公的医療保険の対象です。以前は、在宅療養中など通院が難しい患者のみでしたが、22年度、65歳以上の患者全てに認められました。
むし歯の深さが0・5ミリを超えると、削って詰め物を入れる必要があります。
付け根のむし歯を防ぐにはまず、歯茎を下げないことが重要です。
歯周病予防やむし歯の早期発見のため、歯が痛まなくても、年に1、2回程度は歯科医院に通い、むし歯リスクのチェックのほか、食生活や歯みがきについて指導を受けるのが望ましいです。
歯みがきは、就寝前を含め1日2回、フッ化物の濃度が1400~1500ppm(1ppmは1万分の1%)の歯磨剤で行います。
2センチ程度をぬらした歯ブラシに付け、丁寧にみがいたら歯磨剤を軽くはき出します。
うがいをする場合は少量の水で1回だけにしてください。
歯の表面をフッ化物で覆うのが目的だからです。
診療指針の策定に携わった大阪大歯学部付属病院長の林先生は「年を重ねるほどに歯並びや治療痕などの個人差が大きくなり、自己流の歯みがきでは予防が難しくなります。
かかりつけの歯科医を持ち、指導を受けましょう」と話しています。
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