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こんな記事を見つけました目

 

親の仕上げみがき、5~6歳でやめていませんか?

子どもの歯みがきの自立について、その時期や注意点を歯科医師が解説

子どもの仕上げ歯みがきについて

子どもの歯の仕上げみがきを終える時期を知っていますか?

子どもの歯の仕上げみがきをしているけれでも、いつまでやったらいいの?

そのような疑問を抱きながら漠然と続けている方も多いのではないでしょうか?

今回は、子どもの歯の仕上げみがきを終える時期などを中心に論じていきます。

 

仕上げみがきの目的

子どもが小さくて自分で歯みがきできない年齢はもちろんのこと、幼児期を経て小学校に入り、自分で歯みがきできるようになっても、十分に口の中をキレイにすることは難しいです。

 

ですから、むし歯予防のためには親の仕上げみがきが不可欠だと言えるでしょう。

ここで、仕上げみがきの効果についていくつか挙げてみます。

 

1. 子どもだけで落とし切れない歯垢(プラーク)を落とすことができる。

2. 子どもに正しい歯みがきを教えることができる。

3. 歯みがき習慣を身に付けることができる。

4. 子どものむし歯や口腔内のトラブル(歯ぐきの炎症や口内炎など)を早期に発見できる。

5. 親子のスキンシップの良い機会になる。

 

これらの利点があるほか、乳歯や萠出したばかりの永久歯(幼若永久歯)は歯質が柔らかくてむし歯になりやすいので、むし歯を未然に防ぐために親がしっかりみがいてあげることは大切なのです。

 

仕上げみがきの実施状況と効果

図1.仕上げみがききの頻度

 

2021年に日本歯科大学東京短大の志水氏らが報告した研究では、3~5歳の子どもを持つ歯科衛生士でない保護者56人を対象として、仕上げみがきについて調査しました。

 

その結果、98.2%の保護者が仕上げみがきを実施しており、「毎回」が42.9%、「1日に1回程度」が51.8%になるなど、高い頻度で行っていることが明らかになりました(図1)。

 

また、仕上げみがきを行うのは「母親」が94.6%を占め、母親が中心であることも判明しました(図2)。

 

図2. 仕上げみがきを行う人

※近年、仕上げみがきをする親の増加に伴い、子どものむし歯罹患率は年々減少する傾向にあります。

 

1993年には過半数の子どもにむし歯がありましたが(6歳:88.4%、12歳:20.3%)、2022年には6歳で30.8%、12歳で7.1%となり、大きく減少しました。

 

むし歯予防意識の向上や、ご両親の毎日の仕上げみがきの成果が着実に実っていると言っても過言ではないでしょう。

 

仕上げみがきを卒業する時期の目安

図3. 仕上げみがきを「全くしない」割合

 

日本小児歯科学会の資料によると、第一大臼歯(6歳臼歯)を自分でみがけるようになる8~10歳頃までは仕上げみがきが必要、だとしています。

 

しかし、実際にはもう少し高年齢(12歳前後)まで仕上げみがきをしたほうが安全です。

その理由として、8~10歳というのはちょうど乳歯から永久歯に生えかわる時期の真っ最中ですから、歯みがきをするのが非常に難しい、言い換えればむし歯リスクが高まる時期でもあるからです。

 

これに関連して、小学生に対する仕上げみがきに焦点を当てた研究報告を紹介しましょう。

2009年に群馬県で矢島氏らが実施した調査では、小学1~6年生の保護者245人を対象に仕上げみがきの実施についてアンケートを行いました。

 

その結果、仕上げみがきを「全くしない」割合が大きく増える4年生で仕上げみがきとむし歯の有無に関連性が認められ(図3)、保護者の認識と実際の子どもの歯みがき技術の習熟度の間にズレがあることが推察されました。

 

ですから、実際には子どもの歯みがき技術がまだ不十分なのに、「子どもが一人で歯みがきできるから」と親が一方的に思い込んで、仕上げみがきをやめてしまっているという実態があるのです。

 

仕上げみがきをやめるための条件とは?

ではここで、仕上げみがきを卒業し、子ども自身が歯みがきを自立するために必要な条件をまとめてみましょう。

1. 乳歯がすべて抜け終わって、第二大臼歯がほぼ生え切っていること

先述したように、乳歯と永久歯という大きさの異なる歯が混在する時期(混合歯列期)は段差ができやすくて歯みがきが困難ですが、無事に乗り切ってすべて永久歯になれば歯みがきをしやすくなります。

 

しかし、その頃はちょうど「12歳臼歯」と呼ばれる第二大臼歯が一番奥に生えてくる年齢と重なります。

歯の生え始めは「萌出性歯肉炎」といって一時的に歯ぐきが腫れたりして炎症が起きやすいため(関連記事)、歯磨きをしにくくなる可能性があります。

 

ですから、完全とは言わないまでも、第二大臼歯が半分以上生えて歯ぐきが安定するまでは、親の仕上げみがきはしたほうが安心だと言えるでしょう。

 

2. 子ども自身が歯みがきの大切さを十分に理解していること

むし歯予防に歯みがきが大切なのは何となく分かっていても、それを実際に子ども自身が実行できるかどうか、しっかりと目的意識を持って歯みがきできるかどうかで、歯の仕上がりは違ってきます。

 

歯みがきを怠ればむし歯になって美味しく食事ができなくなり、栄養バランスの乱れから成長や健康に悪い影響が出る可能性がある―この一連の流れを子どもが十分に理解し、歯みがきに対するモチベーションを高めておくことが大切です。

 

「これからは親に頼らず、自分で責任を持って歯をキレイにする」という自覚を芽生えさせて、子どもの自立を促しましょう。

 

3. 子ども自身で正しい歯みがきができること

奥歯の溝や歯と歯の間など、むし歯になりやすい部位をしっかりみがくことができるかどうか、が大切です。

子どもが自分できちんと歯をみがき、みがき残しがないなら仕上げみがきは必要ありません。

しかし、中学生になってもみがき残しがあるようなら、仕上げみがきをしたほうが安心です。

 

仕上げみがきの注意点など

子どもの仕上げみがきをする前に、親自身が自分の歯の清掃・管理をしっかりできているかどうかを確認してください。

子どもがきちんと歯みがきできているかを見極めるのも親の役割ですから、まずこれが大前提になります。

 

親の口に多数のむし歯があったり、歯ぐきが腫れ気味で歯周病が進行したりしているなら、歯みがきに問題がある可能性があります。

子どもの仕上げみがきをする前に正しい歯みがき法について、歯科医院などでアドバイスを受けましょう。

 

一方、口を触られるのを嫌がって口も開けてくれない子どももいますし、なかなか仕上げみがきができなくて困ってる方も少なくないと思います。

 

もし、そのような場合には無理矢理するようなことは控えてください。歯みがき嫌いになってしまう可能性があります。

少しでも痛みを感じると拒否反応が強くなりますので、例えば歯ぐきが赤くなって炎症が起きている部位には歯ブラシを強く当てないようにするなど、極力痛みを感じさせないように優しく仕上げみがきしましょう。

 

もし、子どもが仕上げみがきを嫌がらないなら、12歳より大きくなっても、歯の裏側のような歯ブラシが届きにくい所など、口の中の環境をチェックする意味で仕上げみがきを続けるという選択肢もありますが、子どもの自立を促す意味で、中学生になったら自ら進んで歯科医院へ定期健診に通う習慣を持たせることも大切です。

 

歯みがきの自立は大人への第一歩。

子どもの歯みがきを温かく見守りながら、やんわりと背中を押してあげてくださいね。

 

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