ヴォーリズ建築ロケ地巡り@旧伊庭家住宅 | こなんのブログ

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沙沙貴神社から直ぐ近くにある旧伊庭家住宅にお邪魔してきました。

旧伊庭家住宅は建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計による洋風の木造住宅で大正2年に建てられたヴォーリズ初期の作品です!

住友の第二代総理事で、別子銅山の公害問題を解決したことで有名な(愛媛では特に)伊庭貞剛の四男慎吉の邸宅として建てられました。

慎吉氏は沙沙貴神社の神主に就かれ安土村長も就任された方です。だから邸宅が沙沙貴神社に近いのね…びっくり

旧伊庭家住宅は無料で
ボランティア職員の方が詳しく説明しながら案内してくださいましたウインク



1階は和風を基調としており

天井は船底天井でクローゼットは階段下の傾斜をうまく利用して造られています。
㊨にあわせて㊧も同じ形状に↓



こちらのお部屋の襖絵は「秋の図」が描かれていて
反対側は「春の図」で「近江八景図」も描かれていました。
欄間は高い技術を要する「筬欄間」
慎吉氏は八幡商業の美術の教師をされていたので←ちなみにヴォーリズは英語の教師。
芸術家との親交が多く友人から贈られた手紙や書などがたくさん展示。



ヴォーリズといえば階段!☑
丸みのある角や緩やかな傾斜の階段で
ヴォーリズの心遣いが感じられますウインク




2階のこちらのお部屋は暖炉付アトリエ。
洋風を基調としながらも天井は和風を取り入れたりと和洋折衷な感じ。



そして窓には隠し十字




屋根は瓦ではなく
なんと!天然石スレート葺きの切妻屋根。煙突を備えています。




1階に戻り今度はリビングへ。

八角形の机とレトロお洒落なシャンデリア
に暖炉がある洋室。



暖炉横にあるソファーはとっても座り心地がよく読書📖したり長い時間過ごされていたようです。



ソファーも椅子にも座り心地を確かめることが出来るんですよ~OK
実際に座って座り心地のよさを実感照れ

暖炉下のタイルは今では手にはいらないものだとか…





お外に出て外観をカメラキラキラ

内部も素敵ですが外観もいい~むらさき音符照れ


そんな素敵な邸宅なので
やっぱりロケ地にもなっていました!爆笑

戦後70年ドラマスペシャル「妻と飛んだ特攻兵」ポスターを見て…ある意味貴重じゃないかコレ⁉

アニメでは「中二病でも恋がしたい!」の舞台になっていて当時はたくさんの方が聖地巡礼に訪れたらしい音譜

ロケ地ではありませんが伊庭貞剛サンもドラマ化されてるんですよ~「百年の計、我にあり」だって!

最近なんとなく訪れた場所がロケ地になっていることが多く、結果意図せずロケ地巡りをしていることにおいで

一度ヴォーリズ建築に触れてみるとハマっちゃいますね照れ