前回のブログに引き続き、今回もKEMPERネタです。

自分用の備忘録的な面も、引き続き同じです。

 

 

はい、今回はKemper Remoteを実際に使う上での各スイッチへのアサイン内容について。

 

気になって検索してみても、Remoteを接続する時の設定方法とか、

アサインのやり方とかしかでてこなくて、

 

「俺が知りたいのはそこじゃなくて、実際にどう使っているかなんだよ!!!!!!」

 

とモヤモヤしたので、自分で考えた設定を書き記しておきます。

案外柔軟なシステム構築ができないKEMPER+KEMPER Remoteなので、

同じ悩みを持つ方の参考になればと思います…

 

 

 

まず、Kemper Remoteの個人的残念ポイントから。

大前提として、

 

・モーフィングでエフェクトのオンオフはできない

・4つのフットスイッチにパラメータ変化はアサインできない

・リグにアサインされていないエフェクトは新たに呼び出してオンオフできない

 

KEMPERのシステム上仕方ないところばかりなのですが、

MIDIだとエフェクトオンオフ・パラメータ変化が際限なく可能なので、

なんでもできる!というわけではありません。

 

 

この問題点を解決するには、

・モーフィングでオンオフする代わりに、Mix値をゼロ→100%に上げることで疑似オンオフを行う

・パラメータ変化の代わりに、値の違う同じエフェクトをリグにセットしオンオフで切り替える

 

といった方法でクリアすることができます。

 

 

この方法で発生する問題点は

・リグ内のエフェクトブロックを圧迫してしまう

 

ということが挙げられます。

 

 

 

前提条件を読んでもらったところで、

具体的にどういった設定を行っていくかを書いていきます。

 

まずは、個人的に必要な音色を羅列します。

 

・クリーン(薄いスプリングリバーブ)

・クリーン(コーラス、ディレイ、深めのリバーブ)

・クリーン(ロングディレイ、リバーブ)

・クリーン(トレモロ)

 

・クランチ(薄いリバーブ)

・クランチ(ロングディレイ、リバーブ)

・クランチ(トレモロ)

・クランチ(ソロ用 音量UP、EQ調整、リバーブ)

 

・ローゲインディストーション(薄いリバーブ)

・ローゲインディストーション(コーラス)

・ローゲインディストーション(オクターバー)

・ローゲインディストーション(ソロ用 音量UP、EQ調整、リバーブ)

 

・ハイゲインディストーション(薄いプレートリバーブ)

・ハイゲインディストーション(ソロ用 音量UP、EQ調整、ディレイ、リバーブ)

 

・ファズ(ビッグマフ バッキング用)

・ファズ(ビッグマフ ソロ用 音量UP、EQ調整、ディレイ、リバーブ)

 

 

中身的にはそんなに変わった音は使う予定はないですが、

こうやって見ると結構たくさん必要なんですね。笑

 

 

まずは基本となるリグの構成について。

KEMPERのパフォーマンスモードで1つあたりのバンクに登録できるリグの数は5つです。

基礎となる、最も汎用性の高い、優先順位上位のものを置きましょう。

自分の場合は、

 

・クリーン(薄いスプリングリバーブ)

・クランチ(薄いリバーブ)

・ローゲインディストーション(薄いリバーブ)

・ハイゲインディストーション(薄いプレートリバーブ)

・ファズ(ビッグマフ バッキング用)

 

まぁ妥当ですよね。笑

この状態を基に、モーフィングとフットスイッチを駆使してワンアクションでの音色切り替えを目指します。

 

 

各リグのエフェクトブロックはこんな感じ。

 

・クリーン(薄いスプリングリバーブ)

 コンプ→ワウ→トレモロ→コーラス

―アンプブロック―

 ディレイ(ショート)→リバーブ(深)→ディレイ(タップロング)→リバーブ(薄)

 

・クランチ(薄いリバーブ)

 コンプ→ワウ→ →

―アンプブロック―

 トレモロ→コーラス→ディレイ(タップロング)→リバーブ(薄)

 

・ローゲインディストーション(薄いリバーブ)

 オクターバー→ノイズゲート→ワウ→TSブースター 

―アンプブロック―

 フェイザー→コーラス→ディレイ(ショート)→リバーブ

 

・ハイゲインディストーション(薄いプレートリバーブ)

 ピッチシフター→ノイズゲート→ワウ→TSブースター 

―アンプブロック―

 コーラス→ディレイ(ショート)→リバーブ

 

・ファズ(ビッグマフ バッキング用)

 オクターバー→ノイズゲート→ワウ→ファズ 

―アンプブロック―

 コーラス→ディレイ(ロング)→ディレイ(ショート)→リバーブ

 

基本状態でオンのものは青色で書いています。

 

 

 

次にモーフィングでどう音色変化させるか。

 

・クリーン(コーラス、ディレイ、深めのリバーブ)

 コンプ→ワウ→トレモロ→コーラス 

―アンプブロック― 

 ディレイ(ショート)リバーブ(深)→ディレイ(タップロング)→リバーブ(薄)

 

・クランチ(ソロ用)

 コンプ→ワウ→ → 

アンプブロック

 トレモロ→コーラス→ディレイ(タップロング)→リバーブ(薄)

 

・ローゲインディストーション(ソロ用)

 オクターバー→ノイズゲート→ワウ→TSブースター 

アンプブロック

 フェイザー→コーラス→ディレイ(ショート)リバーブ

 

・ハイゲインディストーション(ソロ用)

 ピッチシフター→ノイズゲート→ワウ→TSブースター 

アンプブロック

 コーラス→ディレイ(ショート)リバーブ

 

・ファズ(ビッグマフ ソロ用)

 オクターバー→ノイズゲート→ワウ→ファズ 

アンプブロック

 コーラス→ディレイ(ロング)→ディレイ(ショート)リバーブ

 

 

緑色で書いてある部分がモーフィングでパラメータ変化を行うブロックです。

アンプブロック以外の部分で、前に書いた基のブロック内訳から緑色になっている部分は、

モーフィングでの切り替えなので、Mix 0%で常時オンにしておく必要があります。

基本的にモーフィングはソロ用音色に切り替えるために割り当てました。

 

 

 

次に、各リグにおける4つのフットスイッチのアサイン内訳について。

青色・緑色がついているブロックはモーフィングの為に常時オンなので、

フットスイッチでの切り替えはできません。

 

・クリーン

 コンプ→ワウ→トレモロ→コーラス 

―アンプブロック―

 ディレイ(ショート)リバーブ(深)→ディレイ(タップロング)→リバーブ(薄)

  1:

  2:トレモロ

  3:

  4:ディレイ(タップロング)

 

・クランチ(薄いリバーブ)

 コンプ→ワウ→ → 

アンプブロック

 トレモロ→コーラス→ディレイ(タップロング)→リバーブ(薄)

  1:

  2:トレモロ

  3:

  4:ディレイ(タップロング)

 

・ローゲインディストーション(薄いリバーブ)

 オクターバー→ノイズゲート→ワウ→TSブースター 

アンプブロック

 フェイザー→コーラス→ディレイ(ショート)リバーブ

  1:オクターバー

  2:コーラス

  3:フェイザー

  4:

 

・ハイゲインディストーション(薄いプレートリバーブ)

 ピッチシフター→ノイズゲート→ワウ→TSブースター 

アンプブロック

 コーラス→ディレイ(ショート)リバーブ

  1:ピッチシフター

  2:コーラス

  3:

  4:

 

・ファズ(ビッグマフ バッキング用)

 オクターバー→ノイズゲート→ワウ→ファズ 

アンプブロック

 コーラス→ディレイ(ロング)→ディレイ(ショート)リバーブ

  1:オクターバー

  2:コーラス

  3:

  4:ディレイ(ロング)

 

 

ボタンごとにできる限り各リグ共通のエフェクトを割り当てようと思い、

こんな感じの割り当てにしました。

リグごとにバラバラのエフェクトをアサインしちゃうと、絶対覚えきれないですし、直感的な操作ができないので…

 

 

 

とまぁこんな感じで、ザッとKemper remoteの設定について書いてみました。

 

補足とか追記があるかも…