こんばんは。

 

1年前までは、

アナログ至上主義で、巨大エフェクターボードを組んで、Marshall 1959を持ち込み、

運搬だけで一休みしたくなるような機材でライブをしていた僕ですが、

環境も変わり、あまりライブをすることも無くなった今では

巨大エフェクターボードはともかく、

ヘッドアンプなんてまず使うことがありません。

押し入れに入れて1年近く眠っています(笑)

車もなくなったので運搬も不可能。

エフェクターボードだけですら運びたくありません。

 

そんな僕が最近興味津々なのが「フロア型マルチギタープロセッサー」です。

最近飛ぶ鳥を落とす勢いで流行っている、

Axe fxやKEMPERなどラックタイプのマルチギタープロセッサーのフロア版です。

 

例としては、

Fractal AudioのAX8

Line6のHELIX

Atomic Amplifier

等ですかね。

 

最近発売されたものだとMooer GE-200がありますね。

 

 

もうね、でっかい荷物を運ぶのに疲れました。(笑)

大きなエフェクターボードは今でも好きですし、ロマンが溢れていると思います。

でももうロマンなんていらない…

ロマンより利便性を取りたくなるお年頃です。

 

真面目な話、

巨大エフェクターボード+ヘッドアンプ持ち込み

というシステムから

マルチギタープロセッサーに乗り換えるメリットとして自分が感じているのは

 

・運搬が楽(これほんと大事)

・セッティング時間が短縮できる

・パッチケーブルやDCケーブルが無くなるのでトラブルの基を無くせる

・パッチケーブルやDCケーブルが無くなるのでノイズの原因を無くせる

 
であると思います。
特に僕がメリットであると感じているのは最後の項目。
従来よりノイズレスな環境を作れるのは大きな利点だと思います。
 
ノイズは、クリーントーンでもハイゲインな歪みでも、常に鳴っているものです。
小さな音量であれ、鳴っています。
もちろんギターを鳴らしていないときにジージーうるさい
というのはありますが、
僕が気になっているのは
「ギターを弾いている時にギターの音の後ろで鳴っているノイズ」です。
 
もちろんギターを鳴らしていない時のノイズは目立ちます。
ではノイズが鳴っている状態でギターを鳴らしたら?
目立たなくなりますよね。
そう、「目立たなく」なるんです。
 
つまり弾いている時も弾いていないときも、
常にノイズは鳴り続けているんです。
ただ、ノイズより大きな音量でギターの音が鳴っているせいで目立たないだけで。
ノイズの上にギターの音を載せてるような状態ですね。
 
そんな状態でギターを弾くと、音が濁るんです。
ギターサウンドの倍音成分に干渉してくるような、そんなニュアンス。
 
エフェクターボード+ヘッドアンプでシステム構築していた際は、それが気になっていました。
まぁそれが味って言ってしまえばそうなんですけど。(笑)
それを元から断つことができるのは大きなメリットだなぁ、と。
 
 
運搬が楽、セッティングが楽、トラブルレス、ノイズレス、
一言でいえば「ストレスフリー」な環境が整えられるわけです。
 
 
 
そんな便利な「フロア型ギターマルチプロセッサー」
今悩んでいる機種はこの2つです。
 
・Fractal Audio AX8
・Line6 HELIX
 

まぁ妥当な感じですよね(笑)

大きさはペダルがない分、AX8が小さめ。

でも多分エクスプレッションペダルを繋ぐことになると思うので、

 結局は同じくらいの大きさになるかと。

 

音に関しては実際に弾いてみないと分からない所ではありますが、

正直、このクラスになれば音のレベルの差で軍配が上がることはないんじゃないかな?

と思います。

あるとしても好みの違い。

再現度やタッチレスポンスなどは大差ないレベルではあると思うので、

選ぶ基準としては操作性や性能面での判断になると思います。

 

 

操作性に関しては、

調べた限りではHELIXの圧勝かな…?と思います。

 

AX8も操作性は悪くはないと思いますが、

サウンドを作り込むためにパソコンが必須になってくるのが少し手間。

その点HELIXはパソコン無しでもサウンドを作り込むことができます。

ライブやリハの際にパパっと調整できるのは強みになると思います。

 

 

本体性能に関してですが、

正直、AX8のDSP性能だと初めは良くても、

使用していくうちにちょっと不満が出て来そうな気がします。

 

Axe fxで構築できるシステムの約半分、いや1/3程のシステムしか構築できないDSPパワーのようです。

これではパラレルでエフェクトをたくさんかけたりアンプ2台鳴らしたり…

といったことが出来ないです。

マルチギタープロセッサーの利点である、

現実で行おうと思ったら手間と時間が膨大にかかるシステムを簡単に実現できる

という点で制限がかかってしまうのはちょっと…

 

その点HELIXではDSP性能は充分に取られています。

調べた限り、想像出来うるシステムは大体なんでも組めるような感じでした。

ディレイの重ねがけも全く問題なく行えます。

 

 

いやー、こうまとめてみるとHELIXの圧勝なんじゃない?

って感じがしますけど、fractalへの憧れもありAX8も捨てきれず…(笑)

どうしようかなーって感じですね…

 

 

 

本末転倒ですが、

Line 6のHX effectsを買って、

クランチ用歪みと、クリーンch・歪みchを切り替えられるプリアンプをエフェクトループに入れ、

簡易的にフロアにギターシステムを構築しちゃう

ってのも考えてます。(笑)

安く上がりますしね…