映画『ボンボン』をきっかけにドゴのブリーダーとも親しくなったが、当時ミニチュアピンシャーを2匹飼っていて、ドゴを迎え入れる環境も経済的余裕もなかった。
それよりも、この映画のプロモーションで知り合った方が書かれた「エアデールテリア物語-人にいちばん近い犬」を読んで、私はエアデールテリアにどはまりした。
万能犬エアデールテリアの復活にかける一人の獣医と、期待に応えた愛犬5頭の強い絆の物語。
獣医でありハンターである筆者は、訓練なども自ら行い、エアデールテリアに対しての熱いマッチョな考え方がすさまじく、共感と憧れをいだきます。
最近では犬の擬人化や、ほとんどの狩猟犬がペットとして飼われていると思いますが、やはりその犬種の元々の能力を保存、継承していくということは大事なことだったりするんでしょうね。
20年ほど前に読んだとはいえ、いまもなおエアデールテリアはずっと私の心の中にいる。
ウェスティーやレイキーやスコッチに浮気しようが、実際にワイアーフォックスを飼ったいまも、エアデールテリアはずっといるのだ。
何でやねんっ!じゃあ、ワイアーやなくエアデールにしろや思われるかもしれないが、そこはそっとしといて。だってワイアーむちゃくちゃかわいんだもん。
そして、ワイアーフォックスも元々は狩猟犬、そんな狩猟犬なワイアーもどこかにいるのかな、いるならそんなワイアーもみてみたい。
話しはだいぶ横道にそれたが、『ボンボン』という映画を機会あればみてください。
そこには本来の狩猟犬としてのドゴじゃなく、家庭犬としてのドゴがいる。
そして、種の本来の能力を引き出したという強者もいる。
どちらにしても犬ってやっぱり素晴らしい、大好きです。