いつだってそうです。
大事なものに気付くのは
それが過ぎ去った後
自分にとってかけがえのないものに気付くのは
手が届かなくなってから
何回繰り返したら、いいんだろう。
過去を振り返っても、どうにもならないから
そう言われて
自分でもそう思って
過去と今を同時に見るのをやめた。
今だけを見て
過去は思い出として、心の底に置いてきた。
なのに、置いてきたものがここに来てまた顔を出してる。
とっくに消したはずのあの頃の思いが、あっさりと蘇る。
何もなくなって
右を見ても左を見ても誰もいなくて
心の中にある、何年経っても
誰に恋しても消えない
絶対に消えないあの言葉がふと思い出されて
やさしい嘘だったことは、とっくに分かってるのに
もう戻れないし
終わったコトなのに
それなのにこんなに会いたくなってる。
考えてる。
何とかして、もう一度会えないのだろうか。
世界は意外と狭い。
この世界の中で、もう一度だけ、会えないかな。
偶然とか、運命とか、そういうものがなくて良い。
彼に会うためなら多分、どこにだって行く。
そんな、夢みたいな思いより
現実を見ようと思った。
だけど、その「現実」もよく分からなくなった。
「会いたいです」の一言、面と向かって言うわけじゃないのに
ただ、電波に乗せて
見えないレールに言葉を乗せるだけなのに、出来ない。
普段から、連絡を頻繁に取るような間柄じゃないから
何とかしてメールするキッカケを考える。
少ない共通項から、しぼりだして見つける。
でも、繋がらない。
一瞬で終わる。
返事来ないのに、何度もメールしたら嫌がられるだろうな、とか
忙しいのに、どうでもいいコトで連絡来ても、迷惑だろうな、とか
そもそも彼女いるんだったら、追いかけても無駄だな、とか。
見えないから、色々考える。
考えるしか、なくて。
送信ボックスに溜まってく未送信の下書きは、たまってく一方で
それと共に時間だけどんどん過ぎて
焦る気持ちだけが増えてく。
会いたい人に会いたいって言えることが、どんなに幸せな事か
毎日、そればっかり考える。