風邪を引いたらしい。
あたしじゃなくて、あいつが。
メール返せなくてごめんねって。
合宿先の子どもが遊びに来たんだーって
あたしと一緒で、子ども嫌いなあいつ。
何か一生懸命頑張ってる姿が目に浮かぶ。
文字だけで分かるからさ。わざわざ写メとかいらんって。
合宿行ってから、たまに来る写メ。
普通の文字だけメールよりずっと痛い。
何か、錯覚が倍増するから。
あくまであたしの感覚から言うと、何ともない「ただの友達」に写メなんて送んない。
異性ならなおさら。
そういうコトが積もり積もって、あたしはまた混乱する。
うちらは「友達」なんだ
そう確信させる、何かが欲しい。
バイトからの帰り道、このメールを読んで
写メ見てたら泣けた。
傘で顔を隠して、泣いてた。
どんなに苦しくても、これを選んだのは自分だ。
この道は、まだ行き止まりが見えない。
行き先が分からない。
だから、終着地点に着くまで
どれだけ長くても進んで行かなきゃいけない。
自分で選んだ道だから。