おとといあたりから、窓の外がうるさい。

何だろう?と思って見てみると、道路挟んで向かいに建っている建物が解体されていた。


ビルの解体工事をこんなに間近で見たのは初めてだった。

見ているうちに、いろんな事を思った。


その中に人がいて、何かしらの役目を担ってるときは例えそれがどんなに古いものでも、いきいきしている。

でも、お役御免となった瞬間、その表情は一転し、文字通り「からっぽ」になる。

でも、それから時間が経過して、解体されるときになるとその表情はまた明るくなる。

解体されたらもうこの世には存在しなくなるのに、なんでだろう?


たぶんそれは、自分が新しく生まれ変わる事への期待を持ってるからと思う。


壊れたあとも、それまで自分がいた場所に新しくできる何かに、それまで自分が出来なかったことを期待するの。

だから、モノは変わっても本質は変わんないんだろうね、きっと。


だから、解体されてくものってカッコいい。

潔くて、好き。


あたしもこんな風になりたいって思う。

何が大事って、あたしは今自分にとって最も大事なのは「潔さ」だと思うの。

過去を見ないで、かと言って未来に期待しすぎないで、現実を生きるの。

言い意味で、今、自分が生きてるこの現実っていう瞬間しか見ない。

これって、かなり潔いことだと思うから。


壊された後も、必ずもう1回スタートを切れる。

そう思えば、壊れてしまうのも悪くないよね。