先日、同じ部署の先輩(女性)とランチをとった際に、とても
印象的な話になったので備忘録代わりにまとめます。
それは、少し前によくいわれた『ワーク・ライフ・バランス』について。
さて、そもそも『ワーク・ライフ・バランス』の本来の定義とは…?
○株式会社ワークライフバランス によると
仕事以外の場を大切にすることによって、仕事も短時間で成果を上げることができるようになる。
いいかえると、仕事での成果を上げるために「働き方の柔軟性を追求する」ということが
ワーク・ライフバランスの核心である。(HPより引用・一部編集)
ふむふむ。
たしかに、みなさんも知ってのとおりの、あるいはそれに近い定義だと思います。
わたしも、この定義になんの疑問も感じていませんでした。
先輩の見解を聞くまでは、です。
さてさて、銀座のおしゃれなイタリアンで優雅なランチ・・・
おしゃれなパスタを上品にふぉーくに巻き巻きしながら先輩が話してくれたのは
以下のようなことでした。
「ワーク・ライフ・バランスの考え方は、そもそも好きではない。
『バランス』という言葉からして、気に入らない。
なぜか。
よくよく考えると、バランスというのはポジティブなものとネガティブなものを
差し引き0にすることです。
つまり、上記の定義からすると、「仕事」=ネガティブ・負担 であり、
それを少しでも軽くする(効率化する)ためにプライベートを充実させる(ポジティブ)
ことによって、バランスを取ろう(0にする)という意味にとれます。
先輩にとっては、仕事もプライベートもプラスにしていれば、『バランス』などという
発想は出てこないのです。
前々から尊敬していた先輩ではありますが、この時にやはり圧倒的なエネルギーに
感服しました。
と同時に、じぶんがこれまでいかに『バランス』という言葉に逃げてきたかをひたと
思い知らされました。
しかし、広告業界、それぐらいのエネルギーと積極的な思想を持ち合わせてなんぼです。
いつまでも先輩を尊敬しているだけではいけない!
そう奮い立った(寒さのせい?)冬のお昼でした。