(販促会議12月号から)
世界的に有名なケチャップメーカーHEINZが
面白い試みを目黒で行っています。
目黒通りにある雑貨店『ジェオグラフィカ』でなななんと1500本もの
ケチャップを店内にてさまざまな工夫を凝らしてオシャレに飾りつけ。
上写真のような感じで花をいけるのに使用したりも・・・
「コンセプトの転換」「視点の切り替え」の事例は興味深いです。
特にHEINZのような歴史のある、ある意味でブランドイメージが
すでに消費者の中で出来上がっているものはむずかしいと思います。
と、同時に、今までのイメージを刷新して、まったくちがう商品の用途を
生活者に気づかせることができるのも、こういった手法。
人々からまったく無視されるというリスクもありますが、
反対に、うまくすればイメージを刷新し、商品の売上を再度加速させる
可能性もあります。
今回のキャンペーンも、一部の人は気づいている、絶妙なものだと
わたしは感じました。
たしかに、食卓に置く機会が多いアメリカのケチャップなので、
ボトルもおしゃれにかわいくなっています。
ここが台所で料理中の味付け用におもに使っている日本とのちがい
でしょうか。
写真のようにインテリアとしても見栄えがします。
課題としては、確かにかわいい!けど、ケチャップはそもそもが
一家に一本で十分な商品でもあります。
どうでしょう、日本で広まるでしょうか。

