本日のニュースにもなっていますが、最近『米袋』がアツイようです。
画像は、あきたこまちの『萌え米』と呼ばれるもの。
店頭での差別化が難しいとされる米のパッケージデザイン・イラストを工夫することによって、
若い人にも気軽に米を手にとってもらおうという意図があります。
で、実際に電話などによる問い合わせが殺到するほどの効果が出ているとか。
他にも去年あたりから爆発的ヒットを飛ばしているのが、漫画家が表紙をデザインした文庫本。
代表的なのが、漫画『DEATH NOTE』を描いている小畑健氏がイラストした『人間失格』(原作:太宰治)。
これも、一見とっつきにくいクラシック作品を、主に若者に手にとってもらおうという意図があります。
こちらの場合は、本当にデザインを変えただけ(古語を現代語に分かりやすく翻訳しているものもありますが)
で、”バカ売れ”です。
ただ、本と米はそもそも消費者が商品を選ぶ基準が違うと思います。
本は雑誌と少し似ていて”背伸び読み”があるのかなー、と思われます。(※こっちは機会があればまた触れます)
で、米。なんと、米の消費量は最盛期の昭和37年の約半分だそうです。
某広告代理店の学生広告論文賞でも『もっと米を食べてもらうには』というようなテーマが出題されました。
ただ、私の場合もそうですが、もともと商品機能の違いがよく分からない上に、店頭に行くとどれも
同じようなデザイン。こうなったら安いものをついつい手にとってしまいます。
そういう意味では、このデザインを工夫して他の米とは違う、というメッセージを送ることは、
米を売るためのダイレクトで、斬新な作戦かもしれません。
お近くのスーパーなのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
