外出すると、あらゆる場所で見ず知らずの人によく声をかけられます。

「週末は寒かったね。」

「道路が滑るね。」

「自転車こぐにはいい天気じゃないね。」

「素敵な服ね。」

「そんなに着込んで暑くないの?」

などなど。


姑の攻撃から逃げるように外出して

自分の殻に閉じこもっていた時は、

人と目が合ったときにニコッと笑って「ハ~イ!」と言うのさえ難しくて、

重苦しく、ハーイと返す自分が残念だったけど、

最近は、軽やかに返せるようになりました。


でも、まだ慣れないこともあります。

この前、図書館でおじいさんとたくさん話しをしました。

ロシア移民っぽい小さいおじいさん。

先週、またばったり会ったら、満面の笑みで寄って来て、ハグして、

両方のほっぺたにチュ―されました。


昔、私がまだ独身でとても若いころ、

旅で仲良くなったイタリア人の男の子との別れ際、

「何か忘れてることない?」

と言われたことがあって、分からなくて首を傾げてたら、

両ほほにチュッチュッチュッってキスしてきて、

「うわ~!こんな文化があるんだな~!」と思ったけど、

何十年たっても慣れないなあ。

親戚までが限界だなあ。


キスの挨拶は、当然体が触れるあいさつで、

握手は一歩下がった挨拶で、

お辞儀はもう一歩下がった、一番遠くからの挨拶だなって思う。


日本のある英語教室では、留学準備のひとつとして

まずハグをいっぱいして、慣れるって聞いたことがあるけど、

ほっぺにチュッも練習が必要なのかな?


いやっっ! できないっっ!! (。>0<。)