10か月前にカナダに移住してから、
人間関係を拒否し、精神的引きこもりをしばらくしていたけど、
少しずつ、抜け出し、歩き出し、3歩ほど進んだ。
1歩目は、数か月前からヨガ教室に行き始めたこと。
福祉が行き届いているこの国では、
貧困家庭には、ありがたいことにタダや割引される
市のいろいろな施設やクラスがあるので、それを使わせてもらっている。
なぜか平均年齢83歳ぐらいと思われ、周りの人とは全く話さないけど、
始めたころは、姑問題で一番の混乱期で瞑想中にも姑のことを考えてしまったり、
リラックスすることを必死にしてしまったりしたのに、
最近は頭を空っぽにできることもあって、良い精神のバロメーターになっている。
今は、寒さと雪で、森以外の所へ自転車で行く気にならず
休みがちだけど、登録がいらない、いつでも参加自由なクラスなので、気楽に楽しんでいる。
2歩目は、絵画教室で、これは私が長いことしてきた大好きな趣味なので、
パンフレットでたまたま見つけて久々に行けた時は心から楽しめた。
たまに気が乗らない時もあるけど、間違いなくこのお陰で週に一度心がリセットされる。
この前先生が、
「あいさん、とても上手。素晴らしい生徒の作品を見ると私も幸せになる。
みんなもお手本にするといいわ。小さい頃からやってたの?」
と言ってくださったのに、急に振られてびっくりして
英語だし緊張して、なんて言っていいか分からなくて、
笑いもしないで「いいえ。大人になってからです。」
とぶっきらぼうに言って、自分にがっかりしてしまった。
でも次の週からも、先生はたまに声をかけてくださって、
やっぱりうまく答えられないんだけど、
他の生徒さんとももっと話せるように、うまいカナディアンジョークも言えるように、
もっと頑張ろうって、意欲が出て来た。
3歩目は、移民の会。
市が主催する、誰でも、いつでも立ち寄れるカナダ移民のための情報交換の場。
ずっと、存在は知っていて、行くと自分のためになって良いのではないかとは思っていたんだけど、
やっぱり人と接するための会のようなものだし、気が乗らなくて、行く気にはならなかった。
でも旦那さんと、子供の教育法で対立した時、いったい他の移民の人達は
どうしているのか知りたくて、重い腰を上げた。
行ってみると、ちょっと想像していなかったほどたくさんの人種の人がいた。
人数の多い順に、ロシア人、中国人、韓国人、トルコ人、ウクライナ人、コロンビア人、イラン人、
スペイン人、アルジェリア人、イスラエル人、フィリピン人、エジプト人、ポーランド人、パキスタン人、
ブラジル人、スロベニア人、ルーマニア人、マレーシア人、マリ人。
この人たちが笑ってしまうほど、最高に面白い。
何が面白いかというと、そこにいる全員の自己主張があまりにも強いこと。
自己紹介でさえ、途中で質問が始まり、答えに反論され、脱線に脱線し、なかなか元に戻らない。
フィリピン人の女性が自分が出演したテレビ番組をパソコンで皆に見せながら、
ここでは魚介類が手に入らなくて残念などと話をしていると、
アルジェリア人が横から入って来て、
「俺が住んでたカナダの他の都市と比べてここは何でもあると思うけどな。
母国で何を食べてたの?具体的に何が欲しいの?」などなど質問攻め。
答えを聞くと反論を始める。その人の意見にまた反論する人も出て来て、
話しはなぜか政治の話に発展。結局テレビ番組の動画は、
半分も見れず、何人もが自己主張をし、支離滅裂。
その自己主張する人たちのなかに、とても素敵な女の人がいる。
おしゃべりで、政治を含め世の中のことを良く知っていて、
もう、カナダ国籍取ってるけど、母国が国際的に非難されそうな時は
これだけは言わせてと言って弁解し、その話はやめよう、なんて言われると、
顔を真っ赤にして静かに怒る。
途中で、お祈りの時間のベルがスマホから流れる。
若いのに背中が曲がっていて、目の下にクマがあって、顔は暗い感じだけど、
よくひとりで冗談を言って、ウインクして、笑うその顔がとても可愛い。
何の裏表もなく、素直に感情表現し、自由な精神を持つこのお茶目なイラン女性。
直接話したことはないので、いつかゆっくりお話しできたらいいなと思う。
世界中の人と語り合えて、自分の知らない世界の色々な事が学べて、
勉強不足だと反省して、もっと学びたいという意欲が出て来て、
私が旅行が好きなのは、いろいろな文化に触れられるからだけど、
ここでは外国に行かなくてもそれができる。
最高に面白い。
今、1番の楽しみが、この移民の会になった。
社会に出ていくことは、無理せず、流れに身を任せていたら、
ゆっくりと踏み出し、歩き始められて、
しかも、恐る恐るだったのに、出てみるとびっくりするほど楽しかった。
少しづつ、扉が開らかれていくのを感じる。
人間関係を拒否し、精神的引きこもりをしばらくしていたけど、
少しずつ、抜け出し、歩き出し、3歩ほど進んだ。
1歩目は、数か月前からヨガ教室に行き始めたこと。
福祉が行き届いているこの国では、
貧困家庭には、ありがたいことにタダや割引される
市のいろいろな施設やクラスがあるので、それを使わせてもらっている。
なぜか平均年齢83歳ぐらいと思われ、周りの人とは全く話さないけど、
始めたころは、姑問題で一番の混乱期で瞑想中にも姑のことを考えてしまったり、
リラックスすることを必死にしてしまったりしたのに、
最近は頭を空っぽにできることもあって、良い精神のバロメーターになっている。
今は、寒さと雪で、森以外の所へ自転車で行く気にならず
休みがちだけど、登録がいらない、いつでも参加自由なクラスなので、気楽に楽しんでいる。
2歩目は、絵画教室で、これは私が長いことしてきた大好きな趣味なので、
パンフレットでたまたま見つけて久々に行けた時は心から楽しめた。
たまに気が乗らない時もあるけど、間違いなくこのお陰で週に一度心がリセットされる。
この前先生が、
「あいさん、とても上手。素晴らしい生徒の作品を見ると私も幸せになる。
みんなもお手本にするといいわ。小さい頃からやってたの?」
と言ってくださったのに、急に振られてびっくりして
英語だし緊張して、なんて言っていいか分からなくて、
笑いもしないで「いいえ。大人になってからです。」
とぶっきらぼうに言って、自分にがっかりしてしまった。
でも次の週からも、先生はたまに声をかけてくださって、
やっぱりうまく答えられないんだけど、
他の生徒さんとももっと話せるように、うまいカナディアンジョークも言えるように、
もっと頑張ろうって、意欲が出て来た。
3歩目は、移民の会。
市が主催する、誰でも、いつでも立ち寄れるカナダ移民のための情報交換の場。
ずっと、存在は知っていて、行くと自分のためになって良いのではないかとは思っていたんだけど、
やっぱり人と接するための会のようなものだし、気が乗らなくて、行く気にはならなかった。
でも旦那さんと、子供の教育法で対立した時、いったい他の移民の人達は
どうしているのか知りたくて、重い腰を上げた。
行ってみると、ちょっと想像していなかったほどたくさんの人種の人がいた。
人数の多い順に、ロシア人、中国人、韓国人、トルコ人、ウクライナ人、コロンビア人、イラン人、
スペイン人、アルジェリア人、イスラエル人、フィリピン人、エジプト人、ポーランド人、パキスタン人、
ブラジル人、スロベニア人、ルーマニア人、マレーシア人、マリ人。
この人たちが笑ってしまうほど、最高に面白い。
何が面白いかというと、そこにいる全員の自己主張があまりにも強いこと。
自己紹介でさえ、途中で質問が始まり、答えに反論され、脱線に脱線し、なかなか元に戻らない。
フィリピン人の女性が自分が出演したテレビ番組をパソコンで皆に見せながら、
ここでは魚介類が手に入らなくて残念などと話をしていると、
アルジェリア人が横から入って来て、
「俺が住んでたカナダの他の都市と比べてここは何でもあると思うけどな。
母国で何を食べてたの?具体的に何が欲しいの?」などなど質問攻め。
答えを聞くと反論を始める。その人の意見にまた反論する人も出て来て、
話しはなぜか政治の話に発展。結局テレビ番組の動画は、
半分も見れず、何人もが自己主張をし、支離滅裂。
その自己主張する人たちのなかに、とても素敵な女の人がいる。
おしゃべりで、政治を含め世の中のことを良く知っていて、
もう、カナダ国籍取ってるけど、母国が国際的に非難されそうな時は
これだけは言わせてと言って弁解し、その話はやめよう、なんて言われると、
顔を真っ赤にして静かに怒る。
途中で、お祈りの時間のベルがスマホから流れる。
若いのに背中が曲がっていて、目の下にクマがあって、顔は暗い感じだけど、
よくひとりで冗談を言って、ウインクして、笑うその顔がとても可愛い。
何の裏表もなく、素直に感情表現し、自由な精神を持つこのお茶目なイラン女性。
直接話したことはないので、いつかゆっくりお話しできたらいいなと思う。
世界中の人と語り合えて、自分の知らない世界の色々な事が学べて、
勉強不足だと反省して、もっと学びたいという意欲が出て来て、
私が旅行が好きなのは、いろいろな文化に触れられるからだけど、
ここでは外国に行かなくてもそれができる。
最高に面白い。
今、1番の楽しみが、この移民の会になった。
社会に出ていくことは、無理せず、流れに身を任せていたら、
ゆっくりと踏み出し、歩き始められて、
しかも、恐る恐るだったのに、出てみるとびっくりするほど楽しかった。
少しづつ、扉が開らかれていくのを感じる。