今朝、-5℃。

旦那に寒すぎると止められたけど、気に入ってしまった森へ。

たくさん着込んだけど、顔が寒かった。


こんなことでまた姉を思い出してしまった。

寒がりの私に比べて寒さに強かった姉。

寒がる私に、「あ~、冷たい空気、気持ちいい!」って言って

両手でほっぺたをパンパンって叩いてた。


思い出して涙が浮かんだけど止めた。

もう泣かないって決めたから。

も~、また思い出しちゃった!って思って、

良かったじゃん!

忘れちゃ悲しい。良かった!って思って、

無理やり笑顔を作った。

どんどん思い出が出て来て、

涙が浮かんでは、笑い、浮かんでは笑った。


まわりの草も木もも空気も凍っているのに、

涙は凍らないんだな。

人間てすごいなって思った。



森に着くと、日の出前。

昇る朝日を心静かに眺めた。


視界が開けるところへ歩いていくと、あごひげか長い仙人のような人が、

朝日に向かって両手を広げて立っていた。

ホームレスとは違う。

着ているもの、特にまとっていた毛のブランケットは見るからに高級なものだった。


なんとなく私も隣に行って両手を太陽にかざして

息をいっぱい吸い込んだ。

横を見ると、仙人が

「おはよう」

「偉大なエネルギーですね。」

「うん。素晴らしいね。」

「反対側にまだ月が見えますよ。」



「知ってるよ。私はここに1時間半前からいるんだ。

真っ黒な夜空に輝く美しい月を見たよ。」


「太陽は力を与えて、月は安らぎを与えるって信じてるんです。

私は、月光浴のほうが好き。」


「ふう~ん。

Moon Bath.


月・光・浴。

太陽のシャワーに、月・光・浴。」



「良い一日を。」

「あなたも。

話ができて良かった」  
(´ー`)
    llll          



(´∀`)



とてもゆっくり、落ち着いて話す人だった。


穏やかな気持ちで歩きながらふと思った。

あの人は、神様かな?

私がこの前神様に文句を言ったから来たのかな?

それとも私に救いの手を差し伸べに来たのかな?