昨日図書館で偶然、私を担当する移民アドバイザーに会って、たくさんお話をしました。

そこで、私が考えていたカナダの高校は、移民用のシステムであることが分かりました。

つまり、わたしがカナダの高校って緩すぎる~っと思ったのは間違えで、

普通の高校生にとっては、私が思っていたほど緩いものではないようです。


普通の高校生は、やはり基本3年で卒業で、大学受験がないので

その時点の高校の成績を見て、大学に行けるような成績でない場合、

有料の、予備校のような学校に行き、合格点を目指すのだそうです。

高校だけなら無料ですし、回り道はしたくないから、大学に行きたい人は、

ある程度高校から成績を気にして頑張るのでしょう。


しかし・・・、

我家の子供は、英語ができないので移民クラスへ。

まずは、できるようになるまで英語教育。

もちろん、有り難いです。

いきなり普通の授業じゃあ、大変だし、学校が嫌いになったら困ります。

ESLの先生いわく、

「話せるようになるには2~3年かかります。」

「勉強できるような、読み書きできるようになるには、5~7年かかります。」

「この高校では、まず英語が十分できるようになってから、他の教科を習得します。」

「21歳までは、無料で高校に通えます。」

子供にも、「急がなくていいのよ~。人生のうちで5年や6年なんてほんの短い期間だから。」

(iДi)lll


そんなのを聞いていたので私は、

「スマホばかり見てないで、もっと必死に勉強しなきゃ!

大学に行かなくても、こちらで生活できるようになって、早く高校卒業して!」

と思っていたのですが、

夫は、「大丈夫、大丈夫。」ばかり。

考えたら、移民の教育システムの話は、

子供が入学前の英語能力テストの時に私と子供だけが聞いた話で、

夫は聞いていませんでした。

私が話し忘れたか、夫が聞いたのに忘れたか分かりませんが、

夫は、移民用のシステムを知らなかったのです。

ですから、

「夏休みが終わってしばらくすれば、必要に迫られて必死にやるよ。」

「大丈夫、大丈夫。」

だったわけで、

やっぱり大丈夫じゃなかった。(´д`lll)

このままでは、必要に迫られず、全く何もしない。


アドバイザーに、「テストの結果はどう?」

と聞かれ、?????。

「毎週テストがあるはずだよ。」


帰ってきた子供に聞くと、

「何で知ってるの?学校に電話したの?明日・・・あるよ。」


今までもあったのかもしれません。

言われてやっと、寝る前にちょっとプリント出していました。


移民には、自国で学校にさえ行ったことがない子もいるらしく、

落第させてくれるのはそんな子たちにも学ぶ機会を与えるため。

宿題をやめたのは、学校が嫌いにならないようにとの理由だそうです。


我が子は、日本で落ちこぼれながらあんなに塾で頑張っていたのに。

試験の前は、夜中の12時まで塾にいたこともあるのに。

あれはだいぶ狂っていたと思いますが、それを経験したのだから、

ちょっとの努力ぐらい楽にできるのに、と思ってしまします。

怠け者を養成してしまっているようで怖いです。



でも、前向きに・・・

劣等感を持ってしまっている息子が、マイペースに学べていいだろう。

失敗したと思っても、時間をかければやり直せるので幸せだろう。

きっといつかやる気になる!o(^▽^)o

怠けていても、ここでは生きていける!(T▽T;)


・・・と、思いましょうっと。