人種差別の問題を考えるたび思い出すことがあります。

20年程前にテレビで見た、確かフランスの小学校が実施した、人種差別を学ぶという授業です。

そのやり方は、一部の子供たちを、ある決めたテーマで(差で)分け、

1つのグループの子供たちに目立つベストを着させ、2日間他の人たちとは

少し距離を置いて過ごすというものでした。

つまり、「差」をつけ、「別」にする。

その「差」とは、髪の長さだったり、指の長さだったり、足の大きさだったり、

もちろん実際の社会では、差別されるようなものではありません。

それでも子供たちは、差別される側の気持ちがだいぶ分かったようでした。

この企画は、成功だったと言った後で、

ただ、その後保護者から

「子供が、トラウマになるからもうやめてくれ。」と苦情が来た、と言っていました。

 

人種差別される人は、一生その差別を受け続け、トラウマを持ち続けるのに!

って思いました。