社員の一人に聞きたいことがあった。

発注メモに不備があったからだ。

その社員、川本さんはオフィスにいなかった。

ホワイトボードを見たら、現場名が書いてあるが、何時戻りなど書かれていなく、昨日のがそのまま残っているのか、今そこに行っているのか、あるいは、トイレなどで席を外しているだけなのか、分からなかった。

とりあえず電話した。

川本さんのデスクで電話がなった。

 

クソ上司がいる。挨拶しろとうるさいくせに、私が挨拶しても完全に無視。出勤時も退勤時も、外に出て戻ってきたときも、大きな声であいさつしてんのに、私を完全に無視。

 

デスクに電話が忘れられてると分かったその後。

クソ上司が、聞こえないくらいの小さい声で言った。「田口といる」。

 

それで田口さんに電話した。ホワイトボードの記載漏れで、田口さんとどこ行ってるのか何してるのか、いつ帰ってくるのか、まったく分からない。

 

田口さんが電話に出て、川本さんに代わってもらって、用件伝えて、折り返し電話をもらうことにして、電話を切った。

 

そしたらクソ上司が

「おい!電話忘れてること言えよ!馬鹿か!」

 

おまえが馬鹿だ。

今日川本さんに電話したのが私が最初であると、私は知らなかったですよ。

デスクに電話が思いっきりおいてありましたけど、それを誰も見てないとも知らなかったですよ。

というか、すぐに「田口といる」って言われた時点で私、ああ、クソ上司は川本さんが電話忘れていってることを知ってるんだ。それでクソも一回田口さんに電話したんだ。だからすぐ言えたんだ。って思いましたよ。

 

など頭に浮かんだけど、クソに対しては、併行して考えたことのほう「電話忘れたの分かってると思いますよ。川本さん宛の電話をこうやって田口さんにかけてるわけですし。」

 

「”思う”じゃねえ!!!”思う”で済ますなよ!!!!!」

 

はあ?あのさあ、仕事において、そりゃあ何でもちゃんと確認とることは大事だよ。でもさ、これはそうでもないケースじゃない?

というのも飲み込んで

 

「この後折り返しの電話をもらうことになってるので、もし今気づいてなくてもそのとき絶対に気づきます。」

 

「どこに忘れたかは分からんだろ!!!お前いいかげんにしろよ!」

 

「わかりました。もう一度電話して確認とりますね」

 

で、無駄なことに、非効率なことに、こんなことのために、また田口さんに電話。

 

「何度もすみません。川本さんは、会社に電話忘れてること知ってますか?」

 

「ああ。はい。」

 

「ですよね。」

 

って会話をした。はー時間の無駄。

 

ほんでそのクソ上司。その暫く後で人に「〇〇電材の担当者って、小川さんでしたっけ?今は羽野さんですか?」ときかれて「羽野さんだと思います」

 

思いますじゃねえよばーか。思いますで答えてんじゃねえよばーか