日本は高温多湿の気候です。
梅雨の時期は雨が降っていなくても湿度が80%を超えることも珍しくありません。
会社や家では梅雨の時期から除湿のためにエアコンを使い始めますね。
室内はさらっと快適になるのですが、肌にとっては乾燥するのであまり良くはないのです。
肌は乾燥すると皮脂を出してなんとか潤いを取り戻そうとしますが、水分は足りないので潤っているというよりは「べたべた」な状態です。
そしてそこに外の湿度がプラスされるので、肌の内側は乾燥しているのに外はべたべたという「梅雨肌」が出来てしまうのです。
梅雨肌の症状には以下のようなことがあります。
皮脂でべたつきかゆみや炎症も
汗+皮脂+湿気=かゆい!
肌の表面では汗と皮脂が混ざって皮脂膜になります。
肌を守る大切なものですが、皮脂が多すぎると毛穴が詰まるなど肌トラブルの原因に。
過剰な皮脂が毛穴に詰まったままになると
- 皮脂が酸化する
- 雑菌が繁殖する
などのトラブルが起きて、肌がかゆくなってしまいます。
汗も皮脂も増える梅雨の時期特有のトラブルかもしれませんね。
テカリも気になる!メイク崩れもいや!
顔がテカっていると、何だか脂ぎって見えるからいやですよね。
しかも、メイクも崩れやすい。
梅雨の時期は湿度が高くて汗が蒸発しにくいので肌の表面にとどまってしまい、テカりやすくなります。
特にTゾーン!普段は普通肌、乾燥肌でも梅雨の時期はTゾーンだけやたらとテカってしまう、という方もいます。
毛穴が開いてメイクのノリも悪い
毛穴に皮脂が詰まったままになると、どんどん毛穴が開いてしまいます。白くポツポツ目立つようになったり、皮脂が酸化すれば今度は黒いポツポツに。
どちらもいやですよね。
ファンデーションのノリも悪くてむらになりやすいので美肌からはほど遠い状態に。
そして肌の乾燥やたるみが加わると毛穴までたるんできて涙形に広がってきます。早めに皮脂を取り除き、毛穴を引き締める対策が必要です。
乾燥による皮脂の過剰分泌でニキビも増える
湿度が高くなって汗が増えると、それに伴ってニキビが増えることがありますね。
これは汗が原因なのではなく、皮脂が増えてしまっているからです。
なぜ皮脂が増えるのかというと、乾燥から肌を守ろうとするためです。
肌には常在菌というものがいて、普段は何ら悪さはしないのですが、皮脂が増えると悪者に変身する菌があります。
それがアクネ菌。
肌の保湿成分を作るという大切な役目を持った菌なので、いなければいいというものではないのですが、皮脂が増えるとアクネ菌も増えてニキビの原因となってしまいます。
大人ニキビの原因の多くは乾燥と皮脂分泌がセットになっていますから、ニキビ対策には肌を保湿して清潔に保つことがとても大切です。