2024年2月
千葉県流山市駒木台241付近
「流山市」と「柏市」の市境あたり
ここに、大日本帝国陸軍の遺構が残っています
柏飛行場に配備されていた飛行機や車両の、整備・点検を行う補給機関として、兵営の西側に位置するこの場所に、1939年4月、「陸軍航空廠 立川支廠 柏分廠」が開設されました
これは、「ガス庫」とされていて、十字路の木の下に、ひっそり残っています
手前がガス庫
奥は、部品庫
ガス庫の裏
コンクリート造り
屋根の上、通気孔の有無などは、確認出来ません
大きな崩れや削れも、見当たりません
この壁面なんかも、長年放置されていたであろう割には、状態が良いのではないでしょうか?
2月の訪問だからか、足元も比較的歩きやすいです
鉄製の扉で封鎖、当時モノかどうかは不明
右
シャッターの上に、部屋の名称
雑品庫
左
雑品庫より小さい出入口
圧搾空気室
(実表記「壓搾空氣室」)
なぜか、こっちは右読みです
部品庫の裏
落書きも、目立った欠損も無く、状態は良いです
~少しだけ移動~
旧陸軍東部第105部隊の営門跡
この門柱は、昭和13年(1938)11月に開設された柏飛行場の兵営施設の営門で、建設当時の位置のままらしい
手前が面会所、交番の建物あたりが衛兵所?
ベーカリーペンギンの裏
弾薬庫だそう
近寄れませんが、パン屋さんのフェンス越しに、ここまで眺めることが出来ます
柏分廠、営門跡、弾薬庫
どれも、戦時中の様子を今に伝える、数少ない文化財ですね
参考:柏市HP
https://www.city.kashiwa.lg.jp/bunka/about_kashiwa/culture/rekishi/rekishi/gunjikichi.html