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月歌夜奏

GeKkaYaSo

絶望した世界が有った。
自分に革命を起こし、自発的に行動させる原理だった。
しかしその世界はまやかしだと感じ始める。
所詮は期間限定イベント。
幕が降りて照明が客席を照らしたら、足元にご注意してお帰りくださいませ。

冗談では無い。

そして自分自身で理想の世界を作ろうとした。
人生の全てと魂魄を懸けてやるには相応しかったと思う。

今でもそう思っている。

でももうおしまいにする。
最後の舞をしなくてはならない。
終わりの無い不死の生き物になりたかった。
もう充分に役目は果たした。
既に自分は古い細胞だ。
癌化はしないだろうが、惰性で生かされていたくない。

絶望し見限った世界でやろうと思うのだ。
全てに価値が無いと思っていた世界から聴こえたメッセージの中で
心に響くものが聴こえてしまった。
もう後戻りは出来なくなる。

この地で何が出来るのか。
自分が終わってないと言うのならその証を自分自身に見せろ。