月歌夜奏

月歌夜奏

GeKkaYaSo

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息子:「父さん。ひとつ聞いてもいい?」
父親:「なんだい」
息子:「国の仕組みってどうなってるの?」
父親:「いい質問だ。よし。うちの家族を例にとってみよう。
    父さんはお金を稼ぐから”経営者”だ。
    母さんは家計を管理してるから”政府”だ。
    そして、父さんと母さんに面倒を見てもらっているお前は”国民”だね。
    ウチに住み込みで働いている家政婦さんは”労働者”だ。
    赤ちゃんは・・・そう、”未来”だね。
    国の仕組みってこんな感じだよ」
息子:「うーん。よく分からないや。今夜、よく考えてみるよ」

その夜、赤ん坊がおもらしをして、ひどく泣いていた。
息子は両親に知らせようと寝室に行ったが、 母親が熟睡していただけだった。
そこで、家政婦の部屋に行った彼は、ドアの隙間から父さんと家政婦が
ベッドの上で夢中になっているのを見た。
「父さん!」と何度も声をかけたがまったく気づいてもらえない。
しかたなく、息子は自分の部屋に戻って寝てしまった。

次の朝・・・。
息子:「やっと国の仕組みって分かったんだ」
父親: 「ほう。えらいな。どれ、説明してごらん」
息子:「ええとね。”経営者”が”労働者”をいいように使っている間、
    ”政府”は眠りこけているんだ。
    そして、”国民”の声は無視されて、”未来”はクソまみれなんだよ」

私は弱い。

どんなに武道や格闘術を修行したところで畢竟、鉄砲。
殺傷能力に於いて、少ない訓練時間で確実にその能力を身に着けるならその入手が最短の近道。

誰かが誰かを本氣でヤろうと思ったら、死ぬ氣でヤりに来るのなら、法治国家で御座いますなどと言っていても、鉄砲を持って来てしまうでしょう。

銃刀法などが在っても、恐ろしいことに銃火器の入手は官憲の眼の及ばぬ場所で何とかなってしまうし、
憎しみに支配されて手段を選ばなくなった人間は、失うものも護るものも無いので、何とかして入手するのではないだろうか。
社会の一員と云う感覚を失う。
鉄砲を入手すれば指先一つで生殺与奪が自分の小さな世界では思い通りになる。
万能感に支配されてしまうだろう。
エゴの怪物の誕生。恐ろしいことに他ならない。

憎悪の焰は人の判断や氣を狂わせるものです。
そして常識や良心の範囲内での限界を突破させてしまうのではないでしょうか。

怒っても怖くない人なんて絶対に居ません。
怒って胆括られたら怖いです。仮令それがどんな人で在っても。
そして引鉄を引くのは筋力よりも胆力。

怒り狂って居ては果たせ無い。
攻撃対象の致命的な弱点を冷静に見据えて一撃で撃ち抜く。
武器の力を過信してはいけない。どんな強力な得物でも外せば無意味。
刹那に自らの繰り出す一閃の原動力は矜持。
その為に訓練や積み重ねが在る。時間や労力を全身全霊懸けて。
そう。斃さんとするが相手にも同じく、人生の中で積み重ねが在った筈。
それを今、自分自身の憎しみとエゴで亡きものにしようとしている。

怒りの焰は全てを焼き尽くす狂ったものでは無く、静かに闇に溶け込んで決して消えぬもので無くては。
狂って居なければ出来ない筈なのに、狂って居ては果たせ無い。

蹂躙され奪われた者がその復讐に同じことをしようとしている。
同じ仲間になってしまおうとしている。
決して倶に天を戴か不としていた憎んでいたものに変貌する。

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どんなに良いこと言ったって貧乏人の話は聴かぬ世の中。
国を動かしてるレベルの政治家は元々からして金持ち。
そいつもそいつの取り巻きも皆、破格の給料を貰っていく中でどんどん金銭感覚は失う。
もしくは元々持ち合わせないそんな庶民の経済感覚は持ち合わせていない人々。
自分の経験でしか感覚に現実味を帯び無い。  
権力と云う武器を決して手放さ無い。
丸腰では毟られるばかり也。
要は他人事で、他人のことなど誰も知ったことでは無いのだ。

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一個の人間の中では三つの人格が鬩ぎ合う。
一つ思うもの。それに反するもの。そして狭間で惑い揺れ動くものだ。