8月31日
今日で骨髄移植をして9年が経ちました。
毎年この日は特別な気持ちで
過ごす日。
どんな事があってもこの日を迎えれる
度に頑張ろうと思えるし
感謝の気持ちで胸がいっぱいになる。
骨髄移植でドナーさんを
待つ人が本当に多い中
私は幸いすぐにドナーさんが見つかり
骨髄移植を受けることが出来た
ドナーさん側は時間、身体的負担
経済的負担様々な事を犠牲にして
ドナーさんになって下さる。
ドナーさんの個人情報は
教えて貰えないけど
私とほぼ同じ体格の女性という事は
教えて貰えた。
155センチ程で決して大柄ではない
体でドナーを選択すること
身体的負担も相当な物だったと思う
本当は会って沢山の気持ちを伝えたい
未だに後悔しているのは
ドナーさんに手紙が書けなかった事
書けなかったというか
自分が全て一人で出来るようになったら
ドナーさんに今こんなに元気で
頑張っています!! と伝えたかった。
父には口酸っぱく手紙を書きなさいと
言われていたのに
頑なにその目標を目指してて
まだ頑張ってますなんて言える
レベルじゃない
まだまだもっと頑張ってからだ
なんてしてたらあっという間に
期限が過ぎてて・・・
主治医にもバンクに問い合わせ
して貰って今からでも渡して貰えないかと
聞いて貰ったが駄目だった。。
本当に本当に本当に
情けなかった。。。
だから伝える事の出来ないこの気持ちを
日々忘れずに毎朝ドナーさんに
感謝の気持ちとドナーさんの健康と幸せを
お祈りしてる。
どうか届きますようにと願いながら。
ドナーさんがこのブログ見ても
分からないかもしれないけど
いつか、一目でもいいから
ドナーさんがこのブログを読んで
くれたら嬉しいなと思いながら
毎年この日は特別な気持ちを込めて
ブログを書く。
骨髄移植は私の人生において
すべての考え方が変わる出来事だったし
相当辛かったけど経験して良かった
経験してなかったら人生をもっと
無駄に過ごして日々の幸せを
見過ごしてたと思う。
毎日「当たり前に朝目がさめる」
この「当たり前」が
どれほど素晴らしくて奇跡的な事なのか
小児科で同じ病室だった子は
大人になれなかった子も沢山いる
産まれてから1度も外に出たことが
無い子もいる
1度も学校に通った事が無い子もいる
そんな子達が歩めなかった未来を
明日からうにちゃんは歩んでいく
沢山頑張りなさい。
沢山幸せになりなさい。
これは18歳の時最後の小児科での
治療をして退院するときに
看護師さんに涙をためながら言われた言葉。
今でも忘れない。
その子達が歩みたかった未来を
私たちは日々生かして頂いている
沢山の人の助けがあって今日も
生きている。
1日1日を大切に
感謝の気持ちと共に今日から
また一生懸命生きていきます。