候補者が見えない
東京都議会議員補欠選挙で、足立区選挙区では自民党が女性候補の擁立を決めています。
ほかの立候補者については、今のところ名前が聞こえてきません
都議会議員の足立区選挙区の定員は6名です。
議員の党派の構成は、現在は、都民ファースト1、自民1、共産1、公明2、欠員1です。
亡くなられた高島直樹都議が自民党でしたので、今回自民党が後継候補者を立てています。
選挙のことを考えると、立候補の表明は早いに越したことはないと思います。
しかし、次の選挙を考えた場合、そう簡単にはいきません。
公明党は、自民党との関係もありますし、仮に候補者を立て、当選したとしても、次回の選挙で現職2名と合わせ3名を当選させることは難しいと思います。
共産党も、補選に候補者を立て、万一当選したとしても、次の選挙でその方と現職の両方を当選させることは無理でしょう。
そうすると、考えられるのは、立憲民主党、都民ファーストの会、維新の会、国民民主党、諸派、無所属あたりでしょうか。
最近の国政の状況を見ると、自民党にとってはかなりの逆風ですので、立憲民主党などは候補者の擁立を考えても良いかも知れません。
しかし、立憲民主党は、前回立候補した候補者が落選し、その後に転じた区議選で上位当選したものの、不祥事が発覚し辞職しており、そのダメージも残っているでしょう。
維新の会は、候補者を出してもおかしくないと思いますが、当選者1名の補選で、当選できるかとなると厳しいかも知れません。
そうなると、都民ファーストの会でしょうか。
しかし、先般の衆院東京15区補選で、小池知事の推した候補者が大敗していますし、前回の都議選で、都民ファーストの候補者1名が落選しています。
今回の補選では、自民党のほか、公明も自民党候補者を推すかも知れないと考えると、基礎票の大きい自民党候補者に太刀打ちするのはかなり大変です。
そんなこともあって、ほかの立候補者の名前が聞こえてこないのかなと思っています。
でも、無投票は好ましくないので、1人でも2人でもほかに候補者が出てきて欲しいと思っています。