31~45位

 

 

 

  令和5年選挙     前回(令和元)結果
順位 党派名 候補者氏名 得票数 順位 得票数
31 立憲民主党 おぐら 修平 3,731 6 5,612
32 公明党 たがた 直昭 3,702 31 3,971
34 自由民主党 かねだ 正 3,644 7 5,607
35 無所属 市川 おさと 3,614 24 4,320
36 公明党 さの 智恵子 3,587 32 3,965
37 無所属 土屋 のりこ 3,545 42 3,356
38 公明党 くぼた 美幸 3,525 27 4,184
40 自由民主党 白石 正輝 3,302 15 4,640
42 日本共産党 横田 ゆう 3,257.41 38 3,670
43 自由民主党 渡辺 ひであき 3,205.85 22 4,360
45 日本共産党 はたの 昭彦 3,023 36 3,833

 

 

 

31位 おぐら修平氏
 
前回から、1881票減らし、順位も6位→31位と大きく下げました。
 
浮動票をさらう新興政党の台頭の影響を最も受けた方かもしれません。
 
しかし、それでも踏みとどまったのは立派だと思います。
 
 
32位 たがた直昭氏
 
順位は、前回31位→32位とほとんど変わりません。
 
得票も約270票減にとどまっています。
 
ある意味すごい安定感です。公明党の票割りは絶妙ですね。
 
 
34位 かねだ正氏
 
順位は、7位→34位 得票は、5607→3644と1963票も減らしました。
 
当選した現職の中で、最も票を減らした方だと思います。
 
議長経験者ですが、選挙時は当選4回(今回で5回目)だったので、中堅だと思います。
 
自民党への逆風の影響を強く受けたのでしょうか。
 
私の生活圏内で、選挙前のポスターが非常に多く、おそらく最も多く張り出されている方でしたが、この方を見たことは、実は4年間で1度しかありません。
 
投票前日に、駅の前に選挙カーを止め、車を降りて、有権者に挨拶をしているのを遠目に一度見ただけです。
 
選挙が近づいてきたとき、自民党の機関誌の号外を1回?見たことはありますが、これ以外には、政策広報用チラシも、実物も全く見たことがありませんでした。
 
日頃の活動のチラシも、HPを見ると、年に2回くらいしか発行されていないようです。
 
選挙カーでの演説も、辻立ちや街頭演説などもまったく見聞きしたことがなく、日頃どんな活動をされているのか、有権者とどのような接点を持っておられるのか、私にとっては、最も分からない候補者でした。
 
もしかしたら、活動が難しい何らかの事情などがあったのかもしれませんが。
 
 
35位 市川おさと氏
 
順位は、24位→35位 得票は、4320→3614票と、約700票減でした。
 
維新の会から、やはり障害をお持ちの方が出馬されたことで、大きく影響を受けるのではないかと思われましたが、踏みとどまりました。
 
無所属ですが、今回6期目と、長く当選を重ねてこられ、ご自身の支持層・個人票をしっかりと固めていらっしゃったのでしょう。
 
立派なものだと思います。
 
 
36位 さの智恵子氏
 
順位は、32位→36位 得票は、前回から約370票減りました。
 
順位はやや下がりましたが、得票減も大きくはなく、当選には問題がなかった感じです。
 
他の公明党候補同様、安定感を感じます。
 
 
37位 土屋のりこ氏
 
前回42位→37位と順位を上げています。得票も200票近く増えました。
 
新興政党の新人が続々と立候補し、現職に厳しい結果が続出した中で、立派な結果を残されたと思います。
 
無所属市民派を標榜されており、今回が3回目の当選です。
 
立ち位置として、共産・立憲との差別化が難しい中、今までの議員活動で、着実に支持者をつかんでこられたのだろうと思います。
 
 
38位 くぼた美幸氏
 
前回27位→38位と順位をだいぶ下げました。
 
得票も4184票→3525票と、660票近く減らしました。
 
公明党の中では、一番厳しい結果だった方だと思います。
 
私の生活範囲を活動拠点とされていると思いますが、ポスター以外で日常の活動を見たことはほぼありません。
 
選挙前に、チラシのポスティングが2、3回あった気がします。
 

公明党の候補者ということで、熱心な支持者への働きかけが主たる活動ということなのかもしれませんが、もっと、一般の有権者にも見える活動をした方が良いのではないかと思いました。

 

 

40位 白石正輝氏

 
今回で当選12回の大ベテランで、区議会で現在最多の当選回数です。
 
前回15位→40位と大きく順位を下げています。
 
得票も、4640票→3302票と、1300票以上票を減らしました。
 
原因は、いくつか考えられると思います。
 
・自民党に逆風が吹いた、特にベテランに対しては厳しい状況であった
 
・議会での発言について、その当否には触れませんが、物議を醸し、大きな批判も浴びた
 
ということかなと思います。
 
しかし、当人も、危機感をお持ちだったようで、年明け、比較的早い時期から、車に乗って、演説を繰り返していました。
 
回数も結構多かったです。
 

街宣車が来ると、時々、テレビの音を消して話を聞きましたが、参考になる話もそれなりにありました。

 

当選11回の大ベテランであるにもかかわらず、熱心に活動されていたと思います。

 

特筆すべきは、自民党のベテラン現職、当選回数が多い順に2番目以下の方々(2、3、4、6番目)が落選したにもかかわらず、最も当選回数が多い白石氏が、物議をかもす発言があったにもかかわらず当選したことです。

 

当選回数にせよ、発言内容にせよ、ここまで強い存在感があると、ファンも結構いるのかなと思いました。

 

しかし、当選11回は議員活動44年、12回目の任期を全うすれば、48年になります。

 

全国的に見ても、これだけ当選回数を重ねる方は、そうそういないと思います。

 

この点、素直に、凄いなと感じました。

 

 

42位 横田ゆう氏

 
前回38位→42位 順位はやや下げた感じです。
 
得票は、約400票減らしました。
 
全国的に共産党が振るわなかった中で、一定の影響は避けられなかったが、影響を最小限に抑えたという感じですね。
 
選挙戦のさなか、声が出なくなるといったハプニングもあったようですが、それだけ必死に活動されていたのだと思います。
 
 
43位 渡辺ひであき氏
 
前回22位→43位 得票も1100票以上減らしました。
 
ご高齢ではありませんが、当選回数も今回で7回目とベテランだと思います。
 
非常に厳しい結果ですが、辛くも当選したという感じです。
 
 
45位 はたの昭彦氏
 
前回36位→45位 得票も600票ほど減らしました。
 

次点との差、86票です。

 

共産党の退潮の影響が出ていると思います。

 

逆風の中、当選を勝ち取られたことにはお祝い申し上げたいです。

 

薄氷の勝利だと思いますが、日ごろの活動の結果があって、当選できるだけの票を獲得されたということだと思います。