1~15位

 

今回の選挙で15位までの現職当選者の、前回選挙結果との比較をしてみます。

 

 

 

  令和5年選挙     前回(令和元)結果
順位 党派名 候補者氏名 得票数 順位 得票数
1 立憲民主党 銀川 ゆい子 9,160 1 8,018
2 自由民主党 くじらい 実 6,891 5 5,691
5 無所属 へんみ 圭二 5,878 2 7,194
6 自由民主党 長沢 こうすけ 5,833 3 5,905
7 都民ファーストの会 中島 こういちろう 5,615 45 2,955
9 公明党 小泉 ひろし 5,023 12 5,124
10 国民民主党 長谷川 たかこ 4,923 20 4,417
12 日本共産党 ぬかが 和子 4,787 10 5,395
13 公明党 水野 あゆみ 4,696 9 5,441
14 自由民主党 杉本 ゆう 4,621.59 25 4,307
15 日本共産党 山中 ちえ子 4,525 18 4,451

 

1位 銀川ゆいこ氏
 
首位の銀川氏は、大きく票を伸ばして、2回連続トップ当選でした。

 

先日、当選に有利な要素として挙げた、1.若い、2.女性、3.政党の支援がある(そこそこの国政政党など)をすべて満たしています。
 
ただ、それだけではなく、この方、前回初当選後の日常の活動がとてもしっかりしていました。
 
前回当選後、毎月のように、駅に立ち、議会レポートを配っており、その内容も毎回最新のものにしていました。
 
私の行動範囲の中では、毎月のように駅で活動しているのはこの方だけでした。
 
新興政党が勢力を拡大する中、その影響を受けず、票を伸ばしてのトップ当選という結果も、「そうだろうな」と納得です。
 
 
2位 くじらい実氏
 
当選2回目です。
 
自民党に逆風が吹いた選挙でしたが、前回から千票以上票を伸ばして、5位から2位に順位を上げました。
 
とても立派な結果です。
 
竹ノ塚の駅の高架化推進にも力を入れていらっしゃったようで、高架化が完了したことも評価されたのかもしれません。
 
二世議員というメリットもあるかもしれませんが、選挙基盤が強いなぁという印象です。
 
 
5位 へんみ圭二氏
 
前回から、票が千票以上減り、2位から5位に順位が下がりました。
 
しかし、立派な結果だと思います。
 
新興政党が台頭し、おそらく浮動票がそちらに票が流れる中、かなり踏みとどまっていますし、順位も上位です。
 
むしろ、よくここまで踏ん張ったなと思います。
 
無所属で、政党に頼れないにもかかわらず、これだけの票と順位を維持できるのはすごいと思います。
 
当選当初は、順位があまり高くはありませんでしたが、前回、今回と続けて上位で当選しており、年々支持を固めてきている感じです。
 
日頃の活動がしっかりしているということだと思います。
 
 
6位 長沢こうすけ氏
 
得票は前回とほぼ変わらず、順位も3位→6位と大きくは変わりません。
 
自民党への逆風をものともしない安定感です。
 
比較的若い年代であることに加え、自民党の有力都議会議員の秘書を務めてから区議に転じている関係で、この都議と連動して選挙戦を戦っており、この辺りも選挙に強い理由だろうと思います。
 
 
7位 中島こういちろう氏
 
前回はかろうじて最下位で当選しましたが、今回は、なんと2600票以上票を伸ばして、7位当選でした。
 
大躍進だと思います。
 
都知事や都議である妻の支援を受けており、そのメリットを最大限に生かした結果だと思われます。
 
ただ、都知事・都民ファーストの影響力もいつまで続くか分かりませんので、これから先は、ご自身固有の支持者を増やしていく必要があると思われます。
 
9位 小泉ひろし氏
 
前回の12位から9位に順位を上げての当選です。
 
票も前回からほとんど変わっていません。
 
公明党内の順位も前回2位、今回1位です。
 
とても立派な成績だと思います。
 

他の区では、公明党に逆風が吹いていたと思いますが、足立区ではやはり公明党が強く、その中でも強さを発揮されました。

 

10位 長谷川たかこ氏

 

無所属→国民民主党へ所属を変えての当選です。

 

順位も20位→10位、得票も500票以上増えています。

 

前々回は2位当選でしたので、やや波はありますが、固定的な支持者がいらっしゃるのだろうと思います。

 

12位 ぬかが和子氏

 

得票が、前回から600票ほど減り、順位も前回の10位からわずかに下がりましたが、依然上位当選です。

 

今回は、新興政党が浮動票をさらっていったであろうこと、全国的な共産党の退潮傾向を考えれば、大健闘だと思います。

 

共産党候補者の中では前回に続きトップです。

 

日頃の活動も非常に活発な方で、活動報告のチラシは欠かさず、選挙が近い時期にはすごいペースで配布されていました。

 

チラシ配布の頻度は、地域でずば抜けていました。

 

また、車に乗っての演説も、年明け頃からかなり活発で、この活動方法でも他の候補者を大きく上回っていたと思います。

 

ご自身の活動区域近辺の細かいところまで行って演説をしており、戸別訪問こそありませんが、悪い意味ではなく、さながら昔の自民党のどぶ板選挙を地で行くような感じで地域への浸透を図っていました。

 

「これだけ活動をしていれば、そりゃぁ上位で当選するでしょうね。」という感じです。

 

13位 水野あゆみ氏

 

前回から700票ほど減り、順位も前回9位→13位とやや下げていますが、上位当選です。

 

前回は、公明党内で1位、今回は2位と安定しています。

 

公明党の中でも、今回9位の小泉氏と並んで強い基盤をお持ちだということが分かります。

 

14位 杉本ゆう氏

 

前回25位から今回14位と大きく順位を上げました。

 

自民党に逆風が吹いた中で、300票以上票を伸ばしました。

 

教師出身で、30代と、自民党の中では若い年代の方なので、そういった点での期待もあったかと思います。

 

15位 山中ちえ子氏

 

前回18位から順位を上げ、得票も前回から74票ですが増えています。

 

共産党の現職候補者は7名いましたが、共産党現職の中では、順位を上げた候補者も、得票を増やした候補者も唯一この方だけです。

 

共産党の退潮傾向の中、素晴らしい結果を残されたと思います。

 

以上現職の15位までの当選者でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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