自民党

 

現職、とりわけベテランに厳しい選挙結果でした真顔

 

落選した現職は5名ですが、当選回数別に見ると

 

9回、7回、6回、5回、1回の方が落選しています。

 

自民党現職のうち、最多当選回数の方は、当選11回(今回で12回)の方でしたが、

 

落選した方々は、それぞれ、改選前で見て、自民党の中での当選回数順が

9回(2番目)、7回(3番目)、6回(4番目)、5回(6番目)という感じでした。

 

安易に一般化することはできませんが、有権者が、新鮮味を求めた傾向はあるのかなと思いました。

 

今回新人候補者が多数出馬し、新興政党の候補者もたくさん出たことで、浮動票がそれらの候補者に流れたことはあるでしょう。

 

ただ、それにとどまらず、今までは、無所属の候補者や、新人の候補者にあまり魅力を感じず、例えば地域の方だからというような感じで、自民党の現職に投票していた層が、新興政党の候補者に投票したということもあるのではないかと感じました。

 

今回当選に至らなかった自民党現職の、前回得票との比較をしてみました。

 

 

 

 

今回の得票

前回の得票

自由民主党

吉岡 しげる 6

2,937

  3,848 

自由民主党

せぬま 剛  9

2,789

    5,514

自由民主党

にたない ひとし 1

2,758

    3,179

自由民主党

高山 のぶゆき 5

2,393.390

   3045.833

自由民主党

新井 ひでお 7

2,304

   3,807 

 

前回から、大きく票を減らした候補者が少なくありません。

 

投票率が、前回42.89% 今回42.79% とほとんど変わらないことからすると、これらの現職候補者の得票の減少が顕著です。

 

自民党の当選者が12名となったことで、公明党の13名を下回る結果となりました。

 

俗な関心事ですが、議長をどうするのか、関心があります。

 

通常、議長は第一党から選出されることからすれば、公明党が議長をとることになるのでしょうか。

 

仮に、自民党が議長をとろうとする場合、他党・無所属議員からの票を貰わなければなりませんが、難しいのではないかと思われます。

 

 

自民党議員は、自民党だから投票する有権者もいると思いますが、それ以上にその人個人に投票する傾向が強いと思われます。

 

したがって、区議選での自民党の退潮が、直ちに国政選挙等での退潮につながるわけではないと思いますが、区議選での自民党の大敗が、自民党にとって、マイナスな事情であることは確かだと思います。