私はやりません
ふるさと納税、あちこちの自治体でやってますよね
足立区では、68種類のふるさと納税返礼品を用意しているようです。
ふるさとなどに納税をしたいという気持ちは素晴らしいですし、税制でそれを応援するのも悪くない政策だと思います。
でも、私は一切やりません
なぜなら、住民税は自分が住んでいる自治体に納めるべき税金だと思っているからです。
自分たちが受けるサービスのために、自分たちが納めた住民税が使われる。
それが住民税の基本だと思います。
しかし、今のふるさと納税は、返礼品を送ることで、本来住民税を得られたはずの居住自治体は住民税を得られなくなり、ふるさと納税をした人は返礼品の分だけ個人の利益が増えます。
そして、返礼品の費用を差し引いた額だけが、ふるさと納税受けた自治体に入ります。
返礼品でふるさと納税を釣る自治体も、自分の利益のために、返礼品欲しさにふるさと納税をする人も、本来自分が居住する自治体のために使われる税金が失われる(返礼品に変わる)ことについてどのように考えているのかと思います。
一国民があれこれ言っても仕方がないのかもしれません。
しかし、このような住民税の本質を損なう返礼品制度は、廃止すべきだと思っています
区議選とは何の関係もない話で申し訳ございませんが、自治体財政を考えるうえで、今の制度はあまりにもひどいなと思ったので書かせていただきました。
都市部の自治体としては、住民税の流出が放置できないほど大きくなり、止む無くふるさと納税を拡充しているのだと思いますが、ふるさと納税の適正化を国に働きかけて欲しいなと思っています。