一昨日、福島県のJビレッジから聖火がスタートしました。今日、私の住む郡山市のお隣の須賀川市に出かけた折に聖火リレーに偶然出くわしたので見てきました。

 


奥の写真見えますか?前回の東京オリンピックのマラソンで銅メダル獲得の円谷幸吉選手です。円谷選手はここ須賀川市出身です。



初めて聖火リレーを見ましたがランナーの前にスポンサーのデモカーが何台も来てこれがなかなか面白い。

 

 

 

 



オリンピックもコロナの感染拡大で盛り上がりは今ひとつのようです。「こんなときにオリンピックどころじゃないだろう」という声が大きいようです。しかし、私は「こんなときだからこそオリンピックを開催すべきだ」と考えています。

延期したところで、またなにかが起きるでしょう。過去を振り返ってもオウム真理教事件で日本中が恐怖に包まれていた時期もあります。9・11同時多発テロや湾岸戦争があり、いつでも「オリンピックどころじゃない」何かしら問題を抱えています。

一点の憂いもないオリンピック開催にふさわしいタイミングなんてそうそうありません。なにかしら不確定要素はあります。

がん体験者として言えば、私の場合は、食道がんの手術から6年目になります。いちおう寛解しました。しかし、手術でとったといっても「目で見える範囲のがんはとった」というだけでたえず再発転移のリスクはあります。目に見えないがん細胞はどこかに潜んでいる、いつか暴れだすかもしれない、何をしていても頭の片隅にはこの不安があります。

また、大掛かりな手術によってダンピングや軽い神経障害、耳鳴りなどの症状も残りました。まあ、がんになる前の一点の憂いもない健康体とはいきません。

だからといって100点満点でなけりゃ意味がない、0点と同じだとは思いません。60点でも十分に楽しめます。むしろ、がんを抱えている、体験したからこそ以前よりより深く楽しめる気がします。楽しみを見つけるセンサーの感度が上がったように思います。

がんを体験してから好きになった言葉があります。「ごまかしごまかし」「様子を見る」「なんとかしのいでいく」「なんとかなる」どれもあまり積極的なイメージではありませんが「そうだよな~」と実感させられた言葉です。

 

どんな治療法でもデメリットはあるしね。100点満点のベストを目指すと「奇跡の〇〇療法」なんていうのに引っかかってしまいます。
60点で十分です。


このコロナ禍のオリンピックも「本来のオリンピックの姿ではない」と力まずに、無観客だろうがなんだろうが「ごまかしごまかし」でもいいから様子を見ながらしのいでいけばなんとかなると確信しています。

 

他の方のブログを読むことができます。

 にほんブログ村 病気ブログ 食道がんへ
にほんブログ村;