adasorav1987のブログ

adasorav1987のブログ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!
足立区立郷土博物館で開催している「タイムスリップ昭和
家電―増田健一コレクション」に行ってきた。増田さんと
いう人が個人で集めた、昭和30年代の家電や生活用品の
展示である。あいにくまだその時代にはこの世に生まれて
いない身(←ここ強調)だが、興味があって見学してきた。


昭和30年代といえば好景気で経済が急成長した頃であり
電気洗濯機・電気冷蔵庫・白黒テレビが「三種の神器」と
呼ばれていた、というのはおそらく教科書で習っただろう。
普及した順番は洗濯機→テレビ→冷蔵庫、だったそうだが
神器、と呼ばれるだけのことはあって、当然ながらどれも
発売当初は超高価なものばかりだった。特に白黒テレビの
ド高さには驚く。大卒の初任給が1万2千円とかそういう
時代に8万円超である。そのくらい出せば平成の今だって
ジャパネットたかたに電話すれば結構な品が余裕で買える。
しかも白黒なんかじゃなく、カラーの大型のやつが買える。
昔は大変だったのだ。白黒テレビを少しでもカラーっぽく、
しかも大画面っぽく見ようとして「カラースコープ」なる
あらかじめ色をつけたレンズのような板を画面に取り付け、
それで「何となくそれっぽく見える」を味わっていたのだ。
作って売る方も必死で、こんな謳い文句で客を煽っていた。

 ◎目の視覚を保護し絶対に目が疲れない
 ◎子供のノイローゼを予防し
 ◎肩こり、神経痛、不眠を予防す

――どれもウソッパチに違いない(特に子供のそんなもん
テレビなんか見せないで外で遊ばせときゃ済む話だろ)が、
きっとこのインチキ効能文に騙されて買ってしまった人も
少なくないのだ。実はうちにも昔、これの色なし版(単に
画面をデカく見せるだけの透明のやつ)があり「テレビの
めがね」と俺は呼んでいた。確かに取り付けるといっても
屈強に固定するのではなく、テレビ本体に軽くひっかけて
簡単に取りはずしできた記憶がある。だから「めがね」と
呼んでいたのだが、残念ながら肝心の効果―画面が大きく
見える―記憶は全くない。あれは埃よけだと確信していた。


他にも扇風機から電気こたつ、電気炊飯器までいろいろと
並んでいたが、こういう言い方はアレだけど「おバカ電気
製品」とでも呼びたい品を展示したコーナーが面白かった。
技術の発達に加えて遊び心が、世間を「こうなったらもう
何でもデンキ仕掛けにしちゃえ!」に走らせたようである。
電気ゆで卵器や電気ハサミ、お銚子保温器、などが並ぶ中
雪国で冬に作る「かまくら」を上下につぶしたような形の
小さな機械があり、何だ?と思ったら「水虫用殺菌灯」と
書いてあった。かまくらの穴部分に足先を入れて、そこに
ビームを照射するようになっている。使っているところも
そうだけど買っている姿も見られたくない、そんな商品だ。
まだヤマダ電機とかそういう店がない時代だから、近所の
電器屋で「これください」と言うしかない。それだけでも
十分な辱めなのに、もし店主が口軽だと大変なことになる。
ウォーキングトースター、という四角い箱のようなものも
あった。食パン用のトースターだが、上からパンを入れて
焼けたら真上に飛び出てくる一般的なポップアップ型とは
違い、左からパンを入れると自動でトースター内に送られ、
焼けたらまた自動で右から出てくる「平行移動型」である。
お、これほしい!本気でほしい!と思った。だって何だか
横に動くところがサンダーバードっぽくてかっこいいじゃ
ないか。ぜひ右にトレーシー島のジオラマを付けてほしい。
焼けたパンがあのテーマ曲に合わせて出てくるのと同時に
ヤシの木がパカーッと開いて、いざ出動!になってほしい。
いやそこまでしてくれなくても、まだ売ってたら俺は買う。
もし今後そこそこの相手ができたら「俺んちのトースター
おもしろいよ。見に来る?」と家に呼べる。トースターと
いうことは朝食用なわけで、早い話「前泊」が前提になる。
それを考えたら少々値段が張ろうとも、ポップアップ型の
2~3倍の値段がしようとも儲けものだ(←バカ丸出し)。


今回は「タイムスリップ昭和家電」という企画展のせいか、
見に来ている客もかなりのヴィンテージ物というか、要は
当時を知る世代が大半で、それ以下の年齢層は少なかった。
そりゃそうだろう。今どきの若い世代が求める“共感”を
呼び起こすような展示物が残念ながら一つもないのだから。
しかし自分たちがふだん使ってる物のご先祖様や絶滅種に
化石を見る気分で会いに行くのも悪くないと思うけどなあ。
最寄の亀有駅前ではあの両津勘吉氏が「よっ!」みたいに
出迎えてくれるし、駅前にはお巡りさんの詰所もちゃんと
あるから話のネタになるし。ちなみにものすごーく地味な
建物で、警察のマーク以外に何も表示していない不気味な
空間だが、あれはきっと「派出所」か「交番」かで今でも
モメてるからに違いない。そんなことを考えるのも楽しい。 ...
视频: 堂本光一 泷泽秀明 森光子--ボクらの時代(我们的时代)20100119