中学入試 2月1日校
強豪ひしめく総本山といった感じでしょうか
早稲田中合格のうらに
もう1人
ドラマのようなお話を
御三家レベルの受験を終えると
筑駒受験者以外のお子さんは、
おさえといわれる学校を受験されるのが
定石
したがって
御三家以外の学校で、1回目が2月1日
2回目がそれ以降となると、御三家レベル
のお子さまがたが、いわば下りてくることで、
2回目以降の受験は熾烈なあらそいに
この受験パターンに合わせるかのごとく
どの学校も、1回目に定員の多くを割き
2回目以降の定員は人数あわせのようにも
思われるくらい、少数に
これが熾烈なあらそいに拍車をかけます
渋谷教育学園渋谷を第一志望に邁進してきたお子さん
1回目×
お母さんからの結果報告に、一瞬気を失いそうでした
「くそっ!いけるはずだったのに」
しかし、悔しがっているひまはありません
2回目である明日に向けて、ひとつでも
マイナス面を消しておかないと
「いまから向かいます!」
こういうときの自家用車は危険ですね
タクシー&地下鉄で向かいました
「こんにちは!」
必要以上に明るくインターホンに声をかけます
「………」
インターホンが切れるよりはやく、お母さんが目に涙を浮かべながら玄関先に飛び出していらっしゃいました
「○○がいないんです!」
「はぁ⁉」
荷物はすべて部屋にある
キッズ携帯もカバンから下がりっぱなし
唯一、お財布だけがない
「どうしましょう」
当然お母さんは動揺しています
ことがことだけに、おばあちゃまに留守番をしてもらい、まず手当たり次第ご自宅のまわりで立ち寄りそうなところをあたります
いません
一時間くらい探したところでわたくしから
「警察に相談しておきましょう。あと、小学校にも。それと、お知り合いやご親戚で立ち寄りそうなところがあれば」と
まず、学校に電話を。つぎに、わたくしが付き添って、もよりの警察署に。そして、知人のかたに手当たり次第でんわを
1時間…2時間…そのあいだにお父様もお帰りになられました
夜7時すぎ
カチャカチャ
鍵の音です。全員で玄関に飛んでいくと
目を真っ赤にして、頬が赤くなった○○くんが
まもなくして、お父さんの手が振りかぶられるより早く、あらんかぎりの力でその手をわたくしが掴んでしまいました
「はなしを聞いてあげてからでも遅くはないはずです」
母「どこにいたの?」
○○「………」
父「どこにいたかと聞いてるんだ!」
○○「………」
わたくし「ふたりではなしをさせていただいてもよろしいですか?」
「いこっか」
○○「(うなずく)………」
彼のいえには彼の部屋というものはありません。そこで、近くのマックに連れ出しました
わたくし「おまえ、もしかして、渋渋に行ってた?」
○○「(びっくりした目で)うん」
わたくし「やっぱ、そうか(笑)」「悔しくて悔しくて………か?」
○○「………う…ん(涙)」「ひっく、うぇっく(涙ポロポロポロポロポロポロ)」
わたくし「おいおい、変なおっさんが子どもをいじめてるみたいじゃねぇかよ」
○○「ワハハ…うぇっく」
わたくし「もう大丈夫だな。まず、おうちの方々に心から謝りなさい。それと……あした、どうするよ?」
○○「……受けるよ。いや、おれ、受かるよ」
わたくし「よし!」
あたまをごしごししてやると、彼の目に、鋭気がみなぎってくるのが手にとるようにわかりました
彼は、渋谷教育学園渋谷の正門まで1人で行って、自分自身にそして、学校にたいして悔しさをぶつけていたのでしょう
このあとのおうちの方とのやりとりは省略するとして、はたして
2日目→○!
通常であれば1日×→2日○は厳しいはずです
たしかに、学校によっては、2回ないし3回連続で優遇してくれるところもあります
ただ、これはボーダーライン上の話であって、上位者を差し置いてまで優先してくれるというものではありません
まして、偏差値表で上位に位置している学校ほど優秀な子を囲いこみます
したがって、2日、3日校の厳しさは想像を絶するものがあります
○○くんの勝因はただひとつ
「受験は誰のものでも、誰のためでもない。すべて自分の力によるもので、結果は自分の結果だ」
これに気づいたことだと思います
わたくしはよく
「偏差値は大人度の数字だ」
と申し上げます
中学入試で残念ながら結果が出せなかったお子さんは、
まだそのタイミングではなかった
高校入試、大学入試まで待ってもちっとも遅くはないんです
きちんと手当てをしていけば、かならず思い通りの結果が出せます
いままで携わらせていただいた子どもたちが証明してくれています
大丈夫
祈合格
