鳩の血~マイナーチェンジバージョン | タコノキはうまく踊れない

鳩の血~マイナーチェンジバージョン

昔、鳩は自分の血でヒナを養うと信じられていた、という。

もちろん、これは科学的には間違いだったのだけれど。

 □

私が、趣味の仲間たちとつきあい始めた当初のこと。私はティーンエイジャーだった。
グループは全国規模の300人ほどのもので、関東地区のリーダーはグループの中でも年長だった。
話上手な面白い人で、自分の失敗談をネタに、仲間を笑わせるのがうまかった。

ところがあるとき。普段陽気な彼が、ぽつり、と言った。

「あんたらは若いんだから。俺の失敗なら何でも話してやる、その分、成長しろよな」

鳩の血、という言葉を知って、思い出したのは彼のことだ。
《北斗EB》に参加し、中学生の多さを目にするにつけ、また、しきりに思い出すようになった。

 □

EBはユーザーが作った国同士が戦うゲームだ。システムが用意した化け物に対してユーザーが力をあわせて戦えばよいRPGと異なり、敵国同士のユーザーの利益は互いに相反する。そのなかで、自分の利益をどこまで主張するか。敵の利益をどこまで受け入れられるか。意見をどう交わし、どこでコンセンサスを得るか。

私だって、上手にはできなかった。けれど、私の失敗が、そして、失敗時の行動理由が、反面教師として、いくばくでも役に立たないか。

ネットはこれから、さらに大きくなることはあっても、生活における重要性が減ることはないと思うから。ネットにおけるコミュニケーションのいわば練習台として、EBは、いささか過激かもしれないけれど、悪いものではなかったはず。


《北斗EB》ファンサイト《羅星庵》を公開した理由は、「それ」だけではないが、「それ」もかなり大きい。

私だって、自分の恥を晒すイタミがなかったわけではない。
でも、私の血・私のイタミをちょっとだけでも栄養にして、ここから、さらに広いインターネットという世界に、飛び立ってくれる方がいたら、私は嬉しい。


無論、この考え方そのものが、ある種、傲慢なことはわかっている。

「歳が下だからって、子供を差別しないでほしい」
と子供の権利条約の解説URLを送ってくれた中学生プレイヤーもあった。 (これじゃなかったような? 内容は似てるけど。  )

「バカ正直、イク(゚A゚)ナイ」
と言ってくださったのは、どなただっけ?

 ■《羅星庵》『ふみのはこ』2004/10/12より、マイナーチェンジ

《羅星庵》は、《北斗EB》の管理者であるお二人に、「こんなに夢中になって遊んでいます」と渡す花束のつもりで作っていました。 花束って、食べられるわけではないし、ときに邪魔くさかったりするけど。気持ちを伝える、という機能は、あることになってますよね。それから、若手の方たちに。ナニカの役に立てばいいと。それ以外の方には──、楽しんでくださった方もあれば、どちらかというとナイほうがいいと言う方もいらしたかもしれません。饒舌というのは、ウルサイことですから。

《龍乃智慧》は、《竜EB》の衛星サイトでした。大メインはマニュアルで、後には鯖チェックの機能もチョッピリ導入。

この《タコノキブログ》は、もともとは《竜EB》の管理者サマのブログの応援ブログ。リンクやトラックバックがあると分野別順位が上がるらしい、というので作りました。そのわりには、好き放題なこと書きましたけどねw

EBを楽しんだだけじゃなく、サイト作りも楽しかったです。読んでくださった方々も、楽しんでくださったのだといいのですが。

隠居まで、あと3日。