昨夜、アダムとアラモアナ周辺にある
大型スーパーへ買い出しに行きました。
そこで起こった出来事を
今日は、シェアさせていただこうと思います。
アメリカはアルコールの販売が
日本よりもかなり厳しく、
特に日本人はレストランに行っても、
コンビニへ行っても、
アルコール類を買う際には
写真付きのIDを求められることが多々あります。
もし、
間違って未成年者にアルコールを販売したのが分かると、
お店が存続できなくなるからです。
そして、、、
昨夜、レジでアダムと並んでいると
ワインを買うのに
私のIDが必要だと言うんです。
アダムが、
「僕が買うのであって、彼女が買うのでない」
って言ったのですが、
「未成年者と一緒に居る人自体、
アルコールの販売はできない」
そう、言い出したんです

(私、決して未成年者ではありませんけど、、、笑)
いつもは、
IDを求められるのもややこしいので、
アダムがアルコール類を変わりに買うのですが、
今回は、
それもだめ。
一緒に居るだけで
売れないって言われました。
後ろに並んでいたアジア系アメリカ人の
女性も、
「そんな話きいたことないわ!」
って一言。
ここのお店では何度も買い物をしてるけど、
こんなことは、
はじめてのことでした。
でも、
レジ係の人が「売れない」と言っているんです。
仕方ありません。
別に、
そこまでしてワインが欲しかったわけではなく、
レジの方の態度や、一連の流れに対して
少々、ムキになりかけてしまいました(笑)
そこで、
日本の運転免許書を見せましたが
平成で誕生日が書かれているのでだめと言われ。。。
ということで、
結局ワインは買わずに出て来ました。
そして、そして。。。
駐車場に戻り、
お野菜や買ったものを
車のトランクにつめていました。
そこで、ある出来事が起きたんです!
アダムが車に乗り込もうとした瞬間、
女性が走って来て駆け寄り、
「これどうぞ!」
って何かを手渡してくれたんです。
そして、猛ダッシュで
人ごみの中に消えて行きました。
そうです、
なんと

あの、買えなかったワインです

アダムも一瞬の出来事で、
「え~~~、
ちょっと待ってくださいーーーー!!!」
と言いながら、
後を追いかけようとしましたが、
人ごみにもまれ、
もう、すでに彼女の姿はありませんでした。
その彼女とは、
レジで私達の後ろに並び、
一連の流れを観ていた、
アジア系アメリカ人のあの、彼女です

レジでたまたま前後になっただけの
全く知らない方です。
そんな方が、
一連のやり取りをみていて、
最後は、
自分のポケットマネーを出して
赤の他人の私達に
ワインを買ってくれた、、、、、
私の中では、
あり得ない話でしばらく呆然としておりました。
その時の私の頭の中は、
「お礼さえもきちんと伝えられなかった。
どこの誰かも分からない彼女に、
一体、どうやって
お返しをしたらいいのだろう、、、、」
そんなことばかりが
ぐるぐるしていました。
すると、
私の心の中を読み取ったように、
アダムがこう切り出しました。
「とってもありがたいね。
昔、映画にもなったけど、
これを、
”Pay It Forward"って呼ぶんだよ。
受けたご恩を
また別の人に送って行こうね」
はい。その通りです(涙)
いただいたワインは、
なぜかすぐに飲んでしまうのが
もったい気持ちになり
昨夜は、
飲まずに感謝しながら
眺めるだけにしました

せっかくなので、
お友達のお家に持って行って、
一緒に楽しみたいなと思います
