
無性に会いたくなる人、ジャック。

アダムとの会話の中でよく登場する人です。
アート界の巨匠、フランクステラのメインアシスタントとして
マンハッタンにあるステラのスタジオを仕切っていた人。

(フランクステラのアトリエにて)
アダムは、高校生の時からよくジャックに連れられ、
ステラのアトリエを訪れ、創作の様子を観ていたそうです。

(フランクステラのアトリエで創作中のジャック)
高校時代からフランクステラのスタジオに
出入りしていたなんて、
とっても恵まれてますね

フランクステラの作品は、NYにあるメトロポリタン美術館や
ニューヨーク近代美術館MOMAをはじめ
世界中の主要な美術館に展示されていて、
今現在、DIC川村記念美術館でも展示されています。
私たちの住む香川県にある直島、
ベネッセハウスミュージアムにも作品があります。
ジャックは、アダムが高校生の時からのメンター。
アダムが15才の時、
彼の作品を観たジャックがこう言ったそうです。
"You are an artist!... Don't forget!"
「君は、アーティストだっていうことを決して忘れないで生きて行きなさい!」と。
この言葉がずっとずっと
アダムの胸の中の一番大事な場所にあるそうです。
私にとってジャックは
右も左も分からなかった私をNYで助けてくれた恩人。
そして、私とアダムをつないでくれたキューピット

ジャックが亡くなってから来月でちょうど6年。
未だに、日常の中で、
何かチャレンジする出来事があったりしたら、
「ジャックならどうしてたかな~?!」
ってアダムと話をします。
もしジャックが生きていたら、
来週から銀座で始まるREIJINSHA GALLERYでの企画展も
再来週からはじまる0ギャラリーでの個展も
喜んでくれていただろうな

でも、きっと会場のどこかで、
ジャックは嬉しそうにニコニコしながら
アダムのことを見守ってくれていることと思います。