名古屋市の真ん中を北から南を通る新堀川
新堀川をよく通ることが多いのですが、その度に「臭い~!」と息を止めながら橋を渡っています
これはなんとかならんかな~と思っていました

この新堀川は堀留水処理センター(フラリエの隣)が源流となっている川です
流路は北から南へ中区、昭和区、熱田区、瑞穂区、南区を通り熱田区の七里の渡し付近で、
堀川と合流して名古屋港に流れていきます







下水道施設の堀留水処理センターは合流式下水道となっています。
合流式下水道はデメリットとして雨天時に雨水の量が汚水の量を一定を越すと、
流水され水質汚濁の原因となりやすいと言われております

さらに雨の影響で路面などの汚れや汚水などの一部を含んだ汚水が新堀川へと流れるため、雨のたんびに水質が悪化してしまうのです

また、新堀川は堀留水処理センターから堀川との合流部までほぼ水平に設計・掘削されているため
名古屋港の潮の影響を受けてヘドロが堆積しやすい構造となっているため悪臭が発生しやすいのです

このため、この鼻につんとくる悪臭は新堀川全域でみられます。

今では考えられませんが、新堀川は1910年(明治43年)に精進川を拡幅し運河として整備され、当時は運搬船が頻繁に航行され、活況を呈していたといいます。

1932年(昭和2年)には下水道課長の杉戸清氏(後の名古屋市長)は
庄内川(北の方です)から取水し、御用水を経由して船付ポンプ所で揚水、堀留処理場まで圧送した上で新堀川に放流するという方法で導水を実施しました。






その事業は今は行っていませんが、現在でも約10億円もの投資をすれば庄内川から新堀川まで川の流れを持ってくることは可能とのこと。

他にもこの杉戸清氏の行った導水方法により別の川や上下水道から流路を繋げようとする案もあります。

こういった臭いの問題は民間による協力も大切ですが、このような先人たちの過去の行いから学ぶことも、今後の改善に取り掛かるには必要かと思います