埼玉県吉見町に『御所』という地名があります。比企丘陵東端で風雅にそう呼ばれる所以がこの寺院にあるようです。

源頼朝の異母弟の範頼が、幼少期こちらに匿われていたそうで…権力者は他人も身内も信用できない、命がけの時代なんですね。様々な古い文献が様々な事を並べているので定かではありませんが、範頼は吉見御所とも呼ばれていたそうです。


山門です。



彫刻が細やかです。



本堂です。不動明王様が御本尊。松の枝が生き生きと青空に伸びていて見事でした!



不動明王様にご真言を唱えたら



コブシ?の木からフラワーシャワーを頂きました!ひとりで喜び浮かれてました(≧▽≦)



ご健脚そうな弘法大師様。



地蔵堂です。



その裏手のお地蔵様、歴史を感じます。



山門前に残る、屋敷周りのお堀の跡。

こちらは、前に訪れた吉見観音安楽寺とかつては一つの大寺院を成しており、吉見護摩堂と称していましたが、平将門調伏の護摩を修しその功により『息障院』の号を下賜されたそうです。室町期に現在の場所に移動したと言われています。



寺院というよりお屋敷のような風情あるところです。御朱印はないようですが、花の時季のお参りは特にオススメです🌸  お隣の幼稚園の桜は今日はまだふっくらとした蕾でした。