❶
北の「イスラエル王国」は、サマリアを首都とする、
10の全く異なる民族や人種の国家群が集まった連合王国であった。
「失われたイスラエルの十部族」と後に語られる人々であったが、そこにはユダヤ人はいなかった。
紀元前722年に、アッシリアに占領され滅ぼされ追放されて、世界中に散り散りバラバラとなり、歴史上行方不明となる。
(因みに、神武天皇が今の日本に於いて即位したのは、紀元前660年であり、アッシリアに滅ぼされてから、62年後の事である)
➋
南の「ユダ王国」は、エルサレムを首都とする、ユダ族とベニヤミン族の二つのユダヤ人国家が集まった国であった。
ユダヤ人がいたが、イスラエルの人々はいなかった。
イスラエルは行方不明となったが、ユダヤ人は居残った。そこから後世の人は、ユダヤ人をイスラエル人と間違える様になる。
➌
つまり、この頃(イスラエル王国とユダ王国に分裂した頃)には、何故か聖書的「イスラエル」の括りから、ユダヤ人は除外されている。
元々は、12の国家の集まりであった「旧イスラエル」または「ヘブライ人」は、この頃には10の国家の集まりとなり、元々一緒だったユダヤ人は、イスラエルからは切り離される様になった。
❹
日本は、何族であるかは不明だが、「北の10からなるイスラエル王国」に属した「イスラエル」の一国である。
※繰り返すが・・「イスラエル」は、ユダヤ人では無い。
イスラエルである日本人は、決してユダヤ人では無い。現代のエルサレムを首都としたユダヤ人国家に残る風習伝統と、日本に残る風習伝統に共通点が見出されたとしても、それは12の旧イスラエル、ヘブライ人の、特に、祭り事の名残が日本に残ったからであり、祖先がユダヤ人云々と言う考えは間違いである。
ゆえ、日ユ同祖論は有り得ない空想の産物である。
遺伝的に共通点はない。
ヘブライ人と云う表記も、ある単一の民族を指すものではない。初期は12の異なる民族の集まりであった。
1948年に、集められたユダヤ人がイスラエルと名乗って国家を樹立したが、聖書にあるイスラエルとは、無関係であり、誤解から生み出された国家名である。ユダヤ人はイスラエルで無いのだから・・。
❺
「イスラエル」とは暗号に過ぎない。
この暗号の意味を知らない人に、イスラエルやユダヤ人を語る資格はないし、言っている内容は荒唐無稽な虚偽である。
ヤコブが主から「お前は今から『イスラエル』と改名しなさい」と言われる前まで、地球にはイスラエル人は存在しなかった。
ヤコブ=イスラエル の子孫だけが「イスラエル」ではない。聖書には二面性があるので、物語を外れたプログラムとその実行に、現実のイスラエルの姿があると考えてみるべきである。🛸
❻
聖書に預言されている「イスラエル」は、今のユダヤ人とは異なる。
ゆえ、イスラエル絡みの陰謀論の内、聖書由来のものは、現代のユダヤ人の活動とは別である。
その意味では多くの陰謀論は空論と言えるだろう。
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