青梅を買うなら今です!今だけです!!
梅は6月いっぱいまではスーパーで売っていますが、青梅だけは今の時期しか買えません。
青梅じゃないと作れないものがあるんです。
それは紅梅漬け!!
梅酒も本来は青梅で漬けますがこれは完熟梅でもOKなので最近は完熟で漬けています。
完熟の方がフルーティーで好みです。まあ、どちらも美味しいですが。
この紅梅漬け、佐賀の郷土料理らしいです。
ちなみについこの間まで名前すら知りませんでした。
甘いお菓子みたいな梅が食べたくて「甘いカリカリ梅レシピ」で検索して作っていましたがちゃんと名前があったんですね…しかも佐賀では一般的だそうで。
この甘いカリカリ梅、実は作るまで食べたことなかったんです。
何故食べたこともなく、その存在すら知らなかった物を食べたいと思い探し出して作ったのか今でも謎です。
駄菓子の梅、カリカリ梅だけど酸っぱかったし…。
小梅のカリカリ梅も作ってみましたが、うまくカリカリにならないし、酸っぱいし、もっと甘いものが食べたくてたどり着いた紅梅漬け、
これ、蒸し暑い日本の夏に最適なお茶請けです!!
なんで全国区で広まってないのって思うぐらい。
わたし、これを作り始めてからは青梅ジュースは作らなくなりました。
材料は同じ(+赤紫蘇)なのだけど、梅ジュースにすると実が残りますよね?
梅ジャムに加工できますが、ほとんどはエキスが出切ってしわしわカリカリ…。ふっくらしたものだって、一度はエキスが出切って再度水分を吸ったものらしいです。
そのまま食べても美味しくない…。そしてジャムとして消費するほどパン食べない。
でも紅梅漬けは実も食べれるし、汁は青梅ジュースと同じように水や炭酸で割って飲めます。
これって無駄なく食べれる。
紅梅漬け(甘いカリカリ梅・うちわってかりかり梅漬け)レシピ
青梅1kg(種取り出すと800gぐらい)
砂糖400g(氷砂糖でもきび砂糖でもなんでもOK)
赤紫蘇200g
塩40g
※赤紫蘇なしでも作れますが、赤い方が美味しく感じます。
①青梅は数時間水に浸してあく抜きをし、よく乾燥させておきます。
②ガクを取り、包丁、しゃもじなどで押し割って種を取り出します。
このとき「梅割り器」があると便利。
![]() |
星野 梅割り器
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これがあるとないのとでは大違い!!これがないと来年は作るのやめよう…と思うぐらい地味に大変な作業です。
ホームセンターで1000円ぐらい。でもホームセンターで売っているのを見たことないです。
③実を取り出した青梅は塩少量をよくなじませるように揉みこむ。※塩は分量外
④赤紫蘇をしっかり洗う。
※しっかり洗ったつもりでも青虫が入っていてそのままつぶしてしまったことも…ショック(笑)大きなたらいでじゃぶじゃぶ洗います。
⑤塩40gをもみ混んであく抜き、よく絞る。汁は捨てます。(梅干づくりの赤紫蘇と同じ要領です)
⑥青梅をすりおろしたものを少量混ぜこむと発色が良くなります。
⑦消毒した清潔な瓶に青梅・赤紫蘇を交互に入れて砂糖200gを入れます。
レシピによっては砂糖を一気に入れるものが多いのですが、何度かに分けて入れたほうがしわしわになりにくいです。氷砂糖はゆっくり溶けるので一気に入れてOKです。
⑧砂糖が溶けたらまた100gづつ入れます。
全部の砂糖が溶けたら完成です。1週間ぐらいから食べ始められますが一か月置いた方が味が馴染んで美味しくなります。
⑨保管は冷蔵庫へ。冷蔵庫保管で1年ぐらいですが、夏の間に食べきるのがベストです。
実は汁に浸った状態で保管してください。
カビや腐敗を防ぐために必ず清潔な箸やトングを使ってください。
※漬けた直後なので赤くありませんが、だんだんと赤くなります。
赤紫蘇と実を取り出した汁は赤梅紫蘇シロップとして水や炭酸で割って「赤紫蘇梅ジュース」として飲めます。
※細かい赤紫蘇が気になる場合は濾してください。
このとき、種がたくさん残りますが、この種は酢に漬けておけば「上等酢」になるそうです。
まだ実がついているようであれば醤油や味噌に漬けたり…。
それでもまだまだたくさん残るので私は同時期に作る梅酒に突っ込んでます。濁る原因になるかもしれませんがもったいないので…。
ちなみに去年、たい肥にでもなればと思って空いていたプランターに埋めて置いたら春になったら芽が出てきました。