さて、前回に引き続き、エホバの証人の子供達をどのように助けるか問題ですが・・・
子供の相談にのる、というやり方では解決しないと言いました。
ナゼだと思いますか?
順を追って説明します。
まず、エホバの証人という宗教は、物事を二分して考えるという特徴があります。
何と何に?
それは・・・全ての物事は、「神かサタンか、どちらかにしか属していない、中立はない」という極端な考え方です。
挿絵1:エホバの証人は、神様の姿を描きません。人型に描いたとしても顔は絶対表現しません。
挿絵2:一方、サタンは様々な顔や姿で詳細に描かれます。最近のトレンドは「親分的なイケおじ」(笑)
つまり、神に属さないものは全てサタンです。
あ、神に属するといっても要するに「エホバの証人の教理に沿うもの」という意味でしかないですけどね。
で!エホバの証人以外の人間は・・・全て「サタンの側」の人間ということになります。
誤解の無いように言いますが、だからといって誰かを攻撃するわけではありません。
個々の信者はとても平和的な人が多いですから。(例外もあるがwww)
でも、学校の友達と必要以上に遊ばないようにさせます。
なぜなら、エホバの証人ではない彼らは「サタンの配下にあるこの世の影響を受けているから」です。
これは、子供の考えではないことは明白(自分もそうだったので分かる)です。
子供は学校の友達と遊びたいし、皆と同じことをしたいのが当然です。だって子供ですから!
しかし!エホバの証人の親は、それを許しません。サタンの考え方に染まる可能性があるからです。これ、背教者に近づくなっていう教えと似ていますね。どちらも外部からの情報遮断が目的なんだろうねえ。
さて、ここで取り上げたのは「学校の友達」という一つの事例にすぎませんが、他にも数多くの「規則」で子供達を縛り上げます。
では当の本人、子供達はどうするかといえば、おとなしい従順な子供であればあるほど、間違いなく親の定めた規則に従って生きることになります。
それを見てJW親は「この子は神の教えに進んで従っている。親のいない学校でも言いつけを良く守っている。集会にも奉仕(営業のこと)にも休まず参加している。この子は信仰がある。神に仕えたいと願っているのだわ」
と、思うわけです。(いちおう母親設定ですが、父親ってこともあるかな?)
しかーし!わたしは声を大にして言いたい!!
子供は「信仰」があるのでそうしているのではない!
親がコワイ、もしかすると親を喜ばせたい、逆らったら何されるか分からない。
これが従う理由です。絶対「信仰」なんかではありません。
ここを間違うと、対応を間違います。
挿絵3:JW出版物には、かならず「とても良い雰囲気の家族」としてJW家族を表現します。
親は理解あって辛抱強く、子供の必要を十分顧みる・・・的な挿絵ばかり。
一時的には可能でも、日常的には不可能としかいいようがないですね。
特に、いやがる子供にJW教理を叩き込む時なんかは・・・
次回は、子供がエホバの証人宗教1世の親からどんな教育(洗脳ともいう)を受けるか、説明したいと思います。2世の子供しか知ることの出来ない世界です。これを知らないから「相談にのる」なんてことが不可能ということが理解できないのではないかと思います。