久しぶりに記事を書きます。

 

このところ、NHKなどでも宗教を背景にした児童虐待問題が扱われるようになりました。

 

表題では「宗教」とだけ載せ「エホバの証人の問題」とは書かないですが、内容ではハッキリ「エホバの証人」と名前を出して論じています。

 

つまり、児童虐待が問題視されているのは宗教全般ではなく、ズバリ「エホバの証人」に対してです。

 

ここの部分を勘違いしてもらっては困ります。散々虐待してきた1世の親の皆さん。

 

良く言う旧統一教問題ではありません。エホバの証人の方々、あなたたちに言っているのです!

 

特に、片親だけの信者、母親のみエホバの証人だった家庭や、母親が指導権を握っていた家庭が、この虐待を繰り返してきました。

 

そして、周りもそれを煽ってきました。

 

特に煽ってきたのは、会衆の長老の姉妹(多くは子供を持たない開拓者の夫婦)、そしていわゆる「特別開拓者」と呼ばれる、協会から資金援助を得ながら宣教活動をしていた独身の姉妹たちだったはずです。

 

自分は子供を持った経験がないのに、偉そうに子供を持つ母親信者に子育ての指導をあたえ、「ムチ」つまり嫌がる子供に無理矢理教理を実践させるための体罰を、いつどのように与えるかまで指示してきました。

 

でも協会の回答は

 

「エホバの証人はいかなる形の児童虐待も容認していません。これまで一貫して、聖書の教えに調和して、子どもを愛情深く教え、しつけるよう勧めてきました」

 

といった、あたかもそんなことはなかった、協会はムチを指導することもしていないし、大部分の信者の間にはそんな行為すらありませんでした、といった、あくまでシラを切りとおすような内容に終始しています。

 

むしろ、そんなことを言っているのは「否定的な感情を抱く一部の人々だけの回答」と挑戦的な態度です。

 

 

協会が世間に対して堂々とウソをつくのは以前から変わらない傾向ですが・・・

 

協会はこの回答でうまく逃げたと思っているでしょうが、実は大きな墓穴を掘っていると思います。

 

 

それはなぜか。

 

つまり、今や白髪頭の後期高齢に入ろうかという年齢に達している、子供を持つ1世信者の大半は、

 

「自分たちはムチや信仰強制で散々子供を虐待してきた」

 

ことをホントは自覚している、という事実は消せないからです。

 

忘れよう、なかったことにしよう、他人のせいにしようと思ってはいますが、記憶というものは忘れようとしても簡単に消えることはありません。

 

逆に、絶対に覚えているはずです。否定したいという心とは裏腹に、強烈に脳裏に焼き付いているはずです。

 

なのに協会は、虐待は「ありませんでした」という回答です。

 

これが1世親にとって意味することはただひとつ、

 

「自分達のやってきたことは、あきらかに間違いだった」

 

ということを協会直々に突き付けられた、ということです!しかも、しつけと思っていたことは児童虐待というとんでもない犯罪行為だった。

 

協会は全否定、でも1世親信者には協会の指示で虐待してきたというハッキリとした記憶がある・・・ここに大きな落とし穴があります。

 

ムチをし、子供に信仰を強制してきた1世親の皆さん。

 

要するに、あなたたちは協会に見捨てられたんですよ、簡単にいうと。

 

この宗教は間違った指導をしても(大抵この指導に逆らうことは不可能)、あとからそれがバレると個々の信者のせいにして切り捨てる、ということを1世親信者は今、身をもって体験している、ということです。

 

あなたは協会に見捨てられ、切り捨てられたんですよ。わかります?バカでも分かりますよね?

 

指導者である巡回監督自ら、こうやってムチを与えるように、と、演壇から話しましたよね?

 

学校で先生に「証言」するよう、嫌がる子供達を脅して強制させてきましたよね?

 

集会でほんの些細なことでも周りの目を気にして、ムチという虐待をあたえ、加えて言葉でも罵倒して虐待しましたよね?

 

奉仕と言う名の営業活動に、子供達を日曜だろうが休日だろうが、無理やり参加させましたよね?

 

子供は自衛本能から、親の前では喜んでやっている風を装っていましたが、心の底でホントは嫌がっていることを知ってましたよね?

 

あなたは覚えているはずです。思い出さなければ「無かったこと」ことにはなりませんよ。

 

ところが、それを指導してきたはずの協会は、

 

「そんなひどいこと(つまり児童虐待)するように指導したことはない」

 

「やったとすれば、それは一部の頭のおかしな信者だ」

 

と回答したんですよ?わかります?あなたが協会に従順に従って実践してきたことは、今や全否定されたわけです。

 

おやおや、何をひとごとのように言ってるんですか?あなたのことですよ、あ・な・た!

 

ムチをしたり、子供の心を無視して信仰を強制したくせに「うちの子には信仰がある」などと、周囲に豪語していたあなたのことです!

 

ムチや信仰強制をしてきた1世親信者全員に告げます。

 

わずかでも人の心が残っているなら、過去の過ちと向き合って、恥を知りなさい。そして子供に謝罪しなさい。

 

 

で、この問題の解決を図ろうと、有識者たちが様々な議論を重ねていますが・・・

 

ニュースを見ていると、多くの場合、解決を阻んでいる真の問題点を見のがしています。

 

次回はそれについて語ろうと思います。